第154回「自己批判から自己共感へ ― セルフ・コンパッション × 勇気づけ ―」

こんにちは!アドラー心理学研究会Plus代表の佐高葵月代です。
2月28日(土)と3月1日(日・オンライン)に、第154回アドラー心理学研究会Plusを開催しました。
今月の研究会のテーマは「自己批判から自己共感へ― セルフ・コンパッション × 勇気づけ ―」です。

私たちの内側にある、「もっとちゃんとしなきゃ」「どうせまた失敗する」という声。
それを無理に消すのではなく、やさしく見つめ直す時間となりました。

自己批判は“守ろうとしてきた声”

講義ではまず、自己批判を悪者にしないことから始めました。

自己批判は、多くの場合、「これ以上傷つかないように」
「もうあの痛みを繰り返さないように」
と働いてきた防衛でもあります。
いわば、“私を守るカーテン”。

そのカーテンを引きちぎるのではなく、そっと開けてみること。
そこから、やさしさは始まります。

脅威モードと安全モード

今回の研究会では、
ポリヴェーガル理論の視点も紹介しました。
自己批判が強くなるとき、私たちの神経は「脅威モード」に入りやすくなります。
呼吸が浅くなり、体がこわばり、思考が極端になる。
これは弱さではなく、神経が私たちを守ろうとしている状態です。

一方、自分にやさしい言葉をかけられたとき、
神経は「安全モード」に戻りやすくなります。
安心が回復すると、はじめて勇気づけが入っていく。
参加者の皆さんも、この説明に大きくうなずいてくださいました。

ワーク:自己批判をやさしく言いかえる

ワークでは、
・最近、自分を責めた場面
・そのときの身体の反応
・その声が守ろうとしていたもの
を書き出し、やさしく言いかえる時間を持ちました。

「ほら、やっぱりダメだった」という声の奥に、
「もう傷つきたくなかったんだ」という気持ちがあることに気づいた方。
「できなかった」ではなく、「挑戦したんだよね」と言いかえてみた方。
それぞれの気づきが、とても温かい時間をつくっていました。

勇気づけは、自分を置き去りにしないこと

アドラー心理学の勇気づけは、
自分を奮い立たせることではありません。
自分を置き去りにしないこと。
自己共感は、しなやかな勇気の土台です。

リアル開催、今日のオンライン開催ともに、
とても穏やかで、あたたかな時間となりました。

それぞれが、それぞれの場所で、
ほんの少しやさしくなれたなら。
それが、何よりの学びだったと思います。

次回のご案内

次回、第155回アドラー心理学研究会Plusは、
3月28日(土)ZOOM
3月29日(日)札幌市民交流プラザ 4階 控室405
で開催します。
リアル開催と、オンラインの開催が、いつもと曜日が逆転しているので、お気を付けください。

テーマは、「感情は敵じゃない ― 感情とともに選びなおす力(感情リテラシー × メタ認知)」です。
怒り、不安、焦り、落ち込み。私たちはときどき、
「こんな感情はなくなればいい」と思ってしまいます。
けれど、感情は敵ではありません。
それは、あなたの大切な価値や願いを知らせるサインでもあります。

3月の研究会では、感情を抑え込むのではなく、
感情にのみ込まれるのでもなく、
感情とともに “選びなおす力” を育てます。
メタ認知の視点も取り入れながら、やさしく探っていきます。
感情を“扱える”ようになると、反応の幅が広がり、選択肢が増えます。
感情に振り回されるのではなく、感情と協力しながら生きる。
そんな春のはじまりをご一緒しましょう🌸

ぜひご参加ください❣️
⇒ 詳細とお申込みは、こちらから。


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