セラピスト紹介

佐高 葵月代(さたか・あきよ)

こころとからだのカウンセリングルーム smacc 代表
アドラー心理学研究会 代表

みなさん、こんにちは。smaccのセラピスト 佐高葵月代です。精神科のデイケアでヨーガとマインドフルネスを指導して12年が経ちました。ヨーガをはじめたのは、20代の頃に発症したパニック障害がきっかけでした。アドラー心理学の道を志したのは、自分の対人関係スキルに疑問を持ったから。そして49歳の時にステージ3のがんが見つかりました。がんの告知、手術、治療と治癒を通して、マインドフルネスを深く学びました。人生には一見ネガティブに見える体験が、自分の人生を大きく変え、そして成長するためのきっかけである可能性もあります。そんな私の体験をまとめました。

「勇気が足りなかったのは私自身」・・・アドラー心理学との出会い

今から10年以上前、仕事でプロジェクトのスタッフとの関係がうまくいかなことに悩み、アドラー心理学の勇気づけが彼らの成長に役立てるのではという気持ちで学び始めました。アドラー心理学の勇気づけは「困難を克服する活力を与えること」です。ところが勇気づけするはずの私自身に勇気が足りず、スタッフに対して「アメとムチ」で対応しているのに気づき、それがうまくいかない原因だと気づきました。

他者を勇気づけするには、私が勇気に満ちていなければいけないと一念発起。彼らに必要なのは、上から目線で褒めることでも叱ることでもない。ヨコのつながりで心から信頼されているという安心感、同じチームの中で協力関係にある貢献感を感じることだったのです。私が変わると周りも徐々に変化し始めました。仕事がスムーズに動くようになったり、課題分離(※1)することで、お互いが自立しながら繋がりあえる心地よさをつくることができました。そして何よりも私自身が、生きることが楽になったのです。

このような経験から、ぜひ多くの方にアドラー心理学の理論をわかりやすく伝え、自分自身と身近な人達を勇気づけする手法を広めたいという使命感がわきました。有限会社ヒューマン・ギルドの岩井俊憲先生に師事をして、アドラー心理学講師の認定を受けました。

現在は、アドラー心理学の骨子である「勇気づけ」を実践する体験型の講座を開催したり、様々なシーンで講義・講演をしています。

また、アドラー心理学研究会を主宰し、どなたでも参加ができる勉強会を、札幌で開催しています。2021年1月からは集合型の開催に加え、ZOOMでもオンライン開催をしています。2021年3月からは、アドラー心理学とマインドフルネスを学ぶ会として「アドラー心理学研究会Plus」として学びを続けています。道内だけではなく、全国からご参加いただけます。みなさん、ご参加をお待ちしています。
アドラー心理学については、こちらのページをご参考にしてください。

(※1)課題分離:アドラー心理学の手法のひとつ。自分が抱えている課題(解決しなくてはいけない問題や悩み)は、自分に責任があるのか、相手がそれに向き合うべきかを考え、必要に応じて自分から手放したり、相手に託す手法。行動、習慣的なもの、感情など様々な課題分離が考えられる。

 生きる勇気を与えてくれた、ヨーガ・セラピーとの出会い

20代の頃、腰痛や様々なアレルギー症状、不眠、PMSなどの様々な心身症に悩まされ、身体は現代病のコンビニのようでした。あらゆる薬を飲んだり受診をしても症状は改善せず、焦りよりもあきらめの状態が長く続きました。それに追い打ちをかけるようにパニック障害になり、1年ほど休職せざるを得ないほど辛い時期もありました。この時に、たまたま本でヨーガと呼吸法に出会いました。

休職中にヨーガをマイペースで続けてみたところ、心身に大きな変化が起こりました。 気持ちが落ち着き、身体の痛みに対する不安が減り、外出できるようになり、ついに復職できました。パニック発作の回数も徐々に減って行きました。

アレルギーや慢性的な痛みなどの心身症の症状が、芋ずる式に完治しました。体調が良くなると気分も前向きになります。病という重いコートを脱ぎ棄てたような気分になりました。

なぜヨーガによって私は回復したのだろう。この現象を解明したくて、3年間にわたりヨーガ療法士(ヨーガ・セラピスト)の勉強をし、インド中央政府と日本ヨーガ療法学会から、ヨーガ療法士(セラピスト)の認定を受けました。

ずっと体調は好調だったのですが、母の介護や会社経営などのストレスがたまり、50歳を目前に、青天の霹靂でステージ3aの直腸がんが見つかりました。大手術と1カ月以上に及ぶ入院生活から、健康で生きること、命のありようについて深く学びました。今では、がんサバイバーとして8年が過ぎ、体験を活かしてマインドフルネスの指導や研修を行っています。

マインドフルネスは脳科学とともに発展し、科学的根拠が解明されました。男女を問わず、どの年代でもマイペースで続けられる素晴らしい心理療法です。無理のないヨーガのポーズ、呼吸法、瞑想などを通して、マインドフルネスを、ひとりでも多くの方に体感いただき、広めていきたいと思っています。

マインドフルネスとアドラー心理学の共通点

アドラー心理学は対人関係に特化し、マインドフルネスは身体感覚に直接アプローチします。
この2つの心理療法を融合することで、それぞれの良さを高め合うことができます。アドラー心理学研究会Plusは、これらをゆっくり学ぶ場です。個人セッションでは、個々の課題に対応しながら、アドラー心理学とマインドフルネス、セルフ・コンパッションを身につけ、課題対応能力を身につけます。

  1. 自分の幸せ、価値とは何か:
    過去が私たちを決定するのではない。幸せや価値は自分が決める。今を生きることで未来に向かう。
  2. 自己受容、自己肯定感の向上:
    物事を客観的に見つめることで、自己否定を乗り越えて、認知の歪みに陥らない心のベースづくり。
  3. レジリエンス(心のしなやかさ、折れにくい心)の育成:
    「失敗」は自分が貼ったレッテルに過ぎない。結果だけではなく、経過(プロセス)を評価すること。
  4. 勇気づけ≒セルフ・コンパッション:
    勇気とは困難を克服する活力。セルフ・コンパッションは自分に対する深い思いやり。他者からの褒め言葉でがんばるのではなく、自立しながら自分自身を勇気づけていく習慣作り。

資格・所属等

  • こころとからだのカウンセリングルーム smacc代表
  • アットマーク代表
  • アドラー心理学研究会 代表
  • MBSR(Mindfulness Based Stress Reduction:マインドフルネス・ストレス低減法)8週間コース修了
  • マインドフルネス心理臨床センター マインドフル・セルフ・コンパッション6週間コース修了
  • インド中央政府公認 ヨーガ・インストラクター
  • インド中央政府公認 ヨーガ・セラピスト
  • デリー・ ホーリーファミリー病院アーユルヴェーダ部長 ビーマ・バット医師のアーユルヴェーダ 初級講座修了
  • (社)日本ヨーガ療法学会 認定ヨーガ療法士
  • (有)ヒューマン・ギルド認定 ELM勇気づけリーダー・トレーナー SMILEリーダー、アドラー心理学カウンセラー養成講座修了、アドラー心理学カウンセラー養成講座受講後100時間研修を修了
  • (社)日本ヨーガ療法学会会員

論文・発表・プレスリリース等

  • 2021年8月20日発売『ベストナース』9月号に「自分の心の声を聴き 自己肯定感を持って人生を楽しむ」というテーマで、特集記事が掲載されました。⇒記事はこちら。
  • 2021年3月20日発売『ベストナース』4月号に「マインドフルネスとアドラー心理学により 自己を肯定し、未来を志向する~俯瞰した視点で人間関係を改善~」というテーマで、インタビュー記事が掲載されました。⇒記事はこちら。
  • 2020年2月20日発売『北海道の病院2020』の特集「呼吸と瞑想-『マインドフルネス』を復職支援に生かす」p17~p21に掲載されました。⇒記事はこちら。
  • 2019年6月18日発行の「北海道建設新聞」に北海道支部設備女子会様の第3回通常総会でのアドラー心理学の講演の様子が掲載されました。⇒記事はこちら。
  • 「精神科の医療現場でヨーガ療法が担える役割と将来性」での発表「北海道の精神科領域での活動について~復職支援(リワーク)での指導例~」2018年10月 第22回日本統合医療学会 指定交流集会
  • 「ヨーガ療法実践現場からの報告–復職(リワーク)支援に活かすマインドフルネス/ヨーガ療法~精神科クリニック・デイケアにおける実践報告~」一般社団法人 日本ヨーガ療法学会「ヨーガ療法通信」第13号(2016年5月15日発行)掲載
  • 「アドラー心理学のヨーガ療法への貢献可能性に関する一考察」2016年4月 ヨーガ療法学会 大宮研究総会 ※黒川内科(当時) 鎌田穣先生との共同発表
  • 「過敏性腸症候群とパニック障害に悩む方へのマインドフルなアプローチ」2015年10月 日本統合医療学会北海道支部会で事例報告発表
  • 「うつ病を伴う関節リウマチへのヨーガ療法指導報告」2009年4月 ヨーガ療法学会 沖縄研究総会で事例報告発表

講演等の実績はこちら

趣味・嗜好

料理とワイン、風呂(とくに温泉)が大好きです。薬膳やアーユルヴェーダの食材や調理を通して、身体に合った食べ物を探求するのがライフワーク。「心の整理は身の回りの片付けから」が信条だった母の教えの元で育ったせいか、片づけるのが好き(整理収納アドバイザー2級)。


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