札幌でも連日30度を超す真夏日が続き、寝苦しい日も増えてきました。
夏は、身体の表面は汗ばむけれど、内側が冷えて巡りが滞りがちになる季節。
そんなとき、やさしいねじりのポーズは、内臓の働きを助けたり、背骨の流れを整えたりして、自然と「調子を整えるスイッチ」になってくれます。
今月は、〜半分の魚の王のポーズ(やさしいバージョン)〜を実習しましょう!
「内臓を絞るように、不要なものを出して、新しい空気を入れる」そんな気持ちで、背骨をそっとねじってみましょう。
🌿こんな方におすすめ:
・背中や腰が重だるい
・胃腸がスッキリしない
・最近、集中力が落ちている気がする
🧘♀️やり方:
- 両足を伸ばして床に座る。
- 右膝を立てて、足裏を床につける。
- 左手で右膝を軽く抱え、右手をお尻の後ろに添える(指先は後ろ向き)。
- 吸って背筋を伸ばし、吐きながら右へ軽くねじる。がんばって、ねじるのではなく、自然な動きにゆだねましょう。
- 視線は自然に右肩のほうへ。
- 背中が丸まらないよう、軸を保ったまま、5呼吸ほどキープし、ゆっくり戻る。
- 反対側も同じように。以上を3セット繰り返しましょう。
- 終わったら仰向けになって、脱力して休みましょう。
🪄ねじりの効果:
- 消化器系の刺激: 胃や腸を内側からやさしくマッサージするような働き
- 脊柱の整え: 背骨全体を伸ばしながら回旋することで、姿勢の土台をリセット
- 集中力の回復: 視線を後ろに送ることで、空間認識力や注意力が回復しやすくなる
「右はねじりやすいけど、左は詰まるな」など、左右差への気づきは、自分の今の状態に気づく力(マインドフルネス)を育てます!
⚠️注意したい点:
・腰椎や椎間板ヘルニアなど、背骨に不調がある方は無理をしないでください。
・肩や首だけでねじると、逆に痛めやすくなります。
・呼吸をガイドに、背骨を“タワー”だと思って、らせん状に気持ちよく回す感覚で 「吸って伸びて、吐いて少しだけねじる」を意識しましょう。
Seasonal Food & Recipes
今月は、煮ても・焼いても・揚げてもうまい、あの野菜です!
なすは、夏の暑さでほてった身体を内側からやさしく冷ましてくれる代表的な「涼性」の食材。東洋医学では、体内の熱を取り除き、炎症やむくみを抑える効果があるとされています。
また、なすに含まれる紫の色素「ナスニン(アントシアニンの一種)」には、抗酸化作用があり、紫外線を浴びやすい夏の肌や目のケアにもひと役。食物繊維も豊富で、胃腸の調子を整え、消化を助ける働きもあります。
我が家で良く作るのは、焼きなすを冷たい出汁に浸した「冷やし焼きなす」や、甘辛味噌で炒めた「なす味噌」。
なすは油を吸いやすいので、あらかじめレンジで軽く火を通してから炒めると、油の量も少なくて済み、時短になります。
お弁当や常備菜としても優秀です。煮びたしや揚げびたしも、冷やしておくと暑い日のごちそうですね。
ただし、身体を冷やしやすい方は、生姜や味噌など「温める食材」と組み合わせるのが◎。夏の疲れを癒す、やさしい一皿としてぜひどうぞ。