
こんにちは、アドラー心理学研究会Plus代表の 佐高葵月代です。
みなさん、新年のスタートは、いかがお過ごしでしょうか。
新しい年が始まると、
「今年は何をしよう」「どんな自分になろう」
そんな言葉が、あちこちから聞こえてきます。
前向きで、希望に満ちた言葉たち。
でも同時に、少しだけ心が疲れてしまうこともありませんか。
もし今、やる気が思ったほど湧いてこなかったり、
まだ去年の続きのような感覚が残っていたとしても、
それは決して“出遅れ”ではありません。
年のはじまりに必要なのは、
無理に自分を動かすことよりも、
「今の私」にそっと気づくことかもしれません。
ある朝、「よし、今日から切り替えよう」と思って起きたのに、
体も気持ちも、どうにも重たいままでした。
ストーブの前に立って、ぼんやり手をかざしながら、
「ああ、今の私は、まだ温まっていないんだな」と気づいたのです。
そのことに気づいた途端、無理に動こうとする気持ちが、少しだけ緩みました。
「変わらなきゃ」という声に、まず気づく
新年になると、私たちの中にはこんな声が浮かびやすくなります。
- ちゃんと切り替えなきゃ
- もっと前向きにならなきゃ
- 去年より成長しなきゃ
アドラー心理学では、人は「できごとそのもの」ではなく、
それにどんな意味づけをしているかによって感じ方や行動が変わると考えます。
つまり、「変わらなきゃ」と思っている自分も、すでにひとつの“認知”なのです。
大切なのは、その声を消すことでも、否定することでもなく、
「あ、今こんな声が聞こえているな」と気づくこと。
それだけで、私たちは反応ではなく、少しだけ“選べる位置”に戻ってくることができます。
マインドフルネスが教えてくれる「今ここ」
マインドフルネスでは、「今、ここで起きている体験」に評価を加えず、そっと注意を向けることを大切にします。
- 何となく重たい感じ
- まだエンジンがかからない朝
- ちょっと立ち止まりたい気分
それらはすべて、「ダメな状態」ではなく、今の自分からの大切なサイン。
気づきは、とても静かです。
でも、その静かな気づきがあるからこそ、私たちは自分にやさしい選択を重ねていくことができます。
勇気づけは、「気づき」から始まる
アドラー心理学の勇気づけは、無理に自信を持たせることではありません。
「できる自分」になる前に、「今の自分をちゃんと見ている」こと。
そこに、勇気づけの土台があります。
気づくことは、自分を責めることではなく、
自分とつながり直すこと。
今の私を知ることは、未来を閉ざすことではなく、
未来への入口をひらくことなのです。
年のはじまりは、「今の私」から
今年は、何かを足す前に、何かを変える前に、
「今の私」に目を向けるところから始めてみませんか。
焦らなくていい。比べなくていい。
気づきは、もうすでに、あなたの中にあります。
その小さな気づきが、今年の勇気づけの第一歩になるはずです🌿
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