smacc代表の佐高 葵月代です。
今年、私が主宰しているアドラー心理学研究会の年間テーマは、「私自身を勇気で満たす」です。他者を勇気づける前に、自分を勇気づけることで、無理なく勇気づけを広めることが目標です。
私に勇気づけを教えて下さった、有限会社ヒューマン・ギルドの岩井俊憲先生の新刊『自分を勇気づける技術』は、そのノウハウが満載! しかも、冒頭の「はしがき」では「心理学の色彩はできるだけ薄めてあります」とあり、押しつけるような理論はまったく感じられないにもかかわらず、アドラー心理学の要素はぎっしり詰まっている本です。
アドラー心理学において、勇気とは「困難を克服する活力」と解釈しています。普段の生活の中で、勇気づけられたり、あるいは勇気をくじかれる場面もあるでしょう。自分が失意の時、あるいは身近な人が勇気を必要としている時、「じゃあ具体的にはどうしたらいいの?」という想いが湧きあがったときに、この本は私たちのそばでそっと力になってくれるはずです。
実践できる方法は、いずれも驚くほど簡単なことばかりです。ただし、読んで頭で理解するだけではなく、実際に行動に移してこそ、その威力を発揮するのです。
私自身、失意のどん底で勇気が一滴も残っていない時期がありました。その時、もう一度初心に返って勇気づけの実践を始めることで、自分の勇気の泉を少しずつ満たしていくことができました。
勇気の源泉を枯渇させないために、活き活きとした勇気を育むために、中学生から大人まで広く読んでいただきたい1冊です。
『自分を勇気づける技術』 岩井俊憲 著
同文館出版 ¥ 1,470
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