アドラー心理学研究会 第42回勉強会

161015

アドラー心理学研究会代表の佐高 葵月代です。10月15日、第42回勉強会が無事に終了しました。私を含め28名参加、4名の初参加の方をお迎えしました。今回は風邪ひきさんの欠席が6名!急激に寒くなったせいもあるのでしょう。みなさん、お気を付けくださいね。寒い中、ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

今回のテーマは、「課題分離について、もう一度考えてみよう」でした。
アドラー心理学では、人生で取り組まなければならない様々な「やっかいな出来事(問題)」を、総称してライフタスク(人生の課題)と呼びます。私たちを取り巻く様々な課題は対人関係の中で起こるとされています。

まず、自分の取り組むべき課題は何か、そして他人の課題をしょいこんだりしていないかを見極めることが大切です。そのうえで、自ら取り組むべき課題を人に押し付けたりせず、また人の課題に口を出したり、責任を背負うことがないよう、課題分離(課題の分離)をしていきます。

課題分離の目標は、課題の所在を理解することで、心の負担を減らし、お互いの課題に責任を持ち、自立することを目指しています。相手の課題に口を出すことで、自分の立場を誇示したり保身することにならないよう、注意が必要ですね。

「私が何でもやらなきゃ、この子は何にもできないのよ~」というのは、相手の成長や自立を妨げている可能性もあります!子だけではなく、夫や妻に対して、このような態度をとっている方、いらっしゃいませんか?(^-^;;

野田俊作先生は、課題分離について「過干渉と過干渉を防止するために、『課題の分離』という操作をする」と述べています。(参考:「アドラー心理学育児について」)

そして、課題分離には共同体感覚が欠かせません。分離するのは課題であって、相手との関係まで分離するのではないということです。

課題を分離してみて、一緒に解決できる「共同の課題」が見えてくることも多いものです。その時に、ともに取り組むステージに立つ準備ができます。

縦の関係においての共同の課題は、支配に繋がる場合があります。そして共同の課題にしたら、支配ではなくお互いに援助しあう姿勢も大事です。

課題分離をするときは、横の関係ができていること、共同体感覚を意識できているかなど、ベースになる考え方が浸透して、やっとできる手法でもあります。

課題分離は、アドラーの実践の中でも中級レベルのものだと思います。課題分離だけがひとり歩きして、都合の良い解釈をされていることも多く感じます。

そんなことを説明したり、全体のシェアをしていたら、時間いっぱいに…。やはり、課題分離はみなさん興味があるのだな、とあらためて実感しました。自分の課題を棚上げにしない!というアドラーのメッセージも、課題分離から感じ取っていただきたいです。

今後の予定は以下の通りです。

第43回 11月19日(土) 研修室5+6(3F)
第44回 12月17日(土) 研修室5+6(3F)
第45回 2017年1月21日(土) 研修室5+6(3F)

下記のバナーからリンクしたページから、お申込みいただけます。
来月もみなさんにお会いできるのを、楽しみにしています!


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