みなさん、こんにちは。smaccのヨーガ・セラピスト佐高 葵月代です。
札幌は徐々に雪が融けだして、日によっては4月並みの気温の日もあるのですが、また今季最大の大雪の予報も出ていたりと、春には3歩進んで2歩下がるという今日この頃です。
春は、香りの強い野菜や苦みのある山菜、ハーブがお勧め!
春を元気に過ごすには、薬膳では「養陰補肝(よういんほかん)」といって、肝機能を高めるメニューを重要視します。草木が成長する季節は、私たちの体も活発に新陳代謝をはじめる時です。それをコントロールする働きをしているのが、肝臓です。肝臓の働きを高める酸味や、新陳代謝の働きを良くする苦みを含む食材を積極的に摂りましょう!
食材としては、アサリやホッキ貝、菜の花、ニラ、セロリ、イチゴ、クコの実などが、肝機能の働きを助けます。山菜は新陳代謝を良くする食材です。シソの葉は、血行を良くし、発汗作用があります。シソの葉には咳を鎮めたり、鎮痛作用もあり、香りに含まれるペリルアルデヒドには安眠効果もあるとされています。春は、香りの強い野菜や苦みのある山菜、ハーブがお勧めです。
身体には魚のしなやかさをイメージした「魚のポーズ」を!
今月は、こりを解消して呼吸を楽にする効果がある、「魚のポーズ」をマスターしましょう。胸を開き、背中を反らせるので終わった後は、呼吸が深く感じられると思います。肩こりや背中の張り、不眠を和らげる効果もあります。背中の引き締めや二重あごの予防にも! タイガーブリージング(背中の曲げ伸ばし)とセットで行うと、より効果が高くなります。
緊張を強くほぐすポーズですが、ベッドやお布団など、身体が沈むような場所で行うのは不向きです。床や畳など、身体をしっかり支えられるところで行ってください。
- 仰向けになり、両脚を揃えて腕は身体の脇につける。
- 肘を90度に曲げ、軽く握りこぶしを作ります。
- 息を吸って肘でマットを強く押し、胸を天井の方へ突き出すように、静かに背中を持ち上げる。この時、肩甲骨を寄せるようにイメージします。
- 同時に首を反らせ、頭頂部を床につけ、両肘、頭頂の3点で身体全体を支えているのを確認します
※首に痛みのある方は、無理に行わないでください。 - 握りこぶしをほどき、両手をお腹の上に乗せ、5呼吸ほど楽な呼吸を続けます。
- ポーズを終了する時は、肘で再度マットを強く押し、顎を引いて、頭の後ろをマットに着いてから、背中をゆっくりとマットに戻します。
- 仰向けのまま、じゅうぶん休んでください。
- 呼吸が落ち着いたら、体調に合わせて、あと2回ほど行います。
※肩が痛いときは、肩甲骨は無理に寄せようとしなくてよいです。
※頭痛のひどい時は、しないでください。
※緊張が強いと感じたら、すぐにポーズを解きましょう。
※身体を十分に緩めてから行いましょう。
※頭頂をつけている時は、絶対に頭を左右に振らないこと。
※合間に必ず休息時間を取りましょう。
※身体の声に耳を傾け、自己責任のもとに行ってください。