【1月】英気を養う習慣作り

新年明けましておめでとうございます。今年もsmacc Newsletterをどうぞよろしくお願いいたします。
今年もヨーガやアーユルヴェーダ、薬膳などの智慧を、生活に取り入れやすい形でご紹介していきます。

お正月は自宅でゆっくりされた方も多いかと思います。疲れを癒し、仕事始めに備えて体力温存するのも大事ですね。いっぽう、長い休みやご馳走続きで、運動不足や暴飲暴食になった方はいらっしゃいませんか? それを解消すべく、いきなりキツイ運動などせず、徐々に身体を慣らしていき、普段のペースに戻しましょう。

今月は、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」の中で、元気の素とされる「オージャス」についてお話しします。オージャスを表わす日本語でピッタリなのは「英気」だと思います。日本語ではよく「英気を養う」と言いますね。「英気」は一般的に、生き生きと働こうとする気力や元気や、やる気であったり、優れた気性や気質、才気を指します。「英気を養う」とは、これらをじっくり育て蓄えることになります。元気をつけ、精神や頭脳など心身のコンディションを整えることになります。

イキイキしている人には、どことなく輝きを感じます。英気に満ちた状態で、苛立ちや焦りを感じず、一緒にいると楽しくなるような人、みなさんの周りにもいらっしゃいませんか? オージャス(=英気)はまさに、私たちの身体の中に備わっている、活力や生命力と言ってもいいでしょう。

オージャスには2種類あります。ひとつは、一生もののオージャスです。生まれる前、母体で受精卵が細胞分裂して20日目ぐらいに小さな心臓ができ、そこに母体から8適のオージャスが入り、心臓が動き始めるというものです。

ふたつめは、日々の暮らしで増やしていけるオージャスです。こちらのオージャスが、英気に近い意味合いです。オージャスの増やし方は、毎日の生活にちょっと工夫をするだけのもので、意外と簡単にできます。まず、心身に負担をかけすぎないこと。仕事も遊びもがんばりすぎると、疲労が蓄積されていきます。疲れにできるだけ早く気づき、適度に休むことが肝要です。忙しい合間でも、瞑想をしたり、出来合いのお総菜などに少し手を加えてみます。少しゆっくりと食事をすることもお勧めです。スマホやテレビを見たりの「ながら食べ」を止めてみるのもいいですね。シャワーで済ませず、湯船につかるのも身体に優しい習慣になります。乾燥と冷えが際立つ冬は、とくにオイルマッサージがオージャスを上げる効果が高いです。

オージャスが減ると元気が無くなり、うまくいかないことが増えるように感じたり、自己批判が強くなりがちです。不眠やだるさなど、体調にも変化が出始めます。

食べるものばかりでなく、心にも様々なものが情報から入ってきます。オージャスが減っていると感じたら、悲しいニュースや怒りを感じる情報などから、できるだけ距離を置くことも意識してみましょう。栄養は口だけでなく、目や耳からも入ってきます。食べ物が消化されて栄養になるのと一緒で、耳や目から入った情報が未消化のままだと、心が消化不良になります。胃の調子が悪いときは、食べる量を減らしたり、胃に優しい柔らかくて温かいものを食べますよね。心に対しても、同じように対応しましょう。好きな音楽を聴いたり、安心できる人と一緒にいるなど、自分の笑顔が増えることをピックアップしておくのもいいですね。

心身に余分なものを溜めこまないようにすることも大事です。過度な喫煙や飲酒、怒りや悲しみなどの否定的な感情も、オージャスを減らします。

オージャスが増えてくると、心身のバランスを整え、免疫力を上げ、喜び・滋養・体力が増してきます。レジリエンスが強くなるというとわかりやすいでしょうか。レジリエンスとは、ストレスを受けたときの心の回復力のことを言います。

疲れてきたな~と感じたら、オージャスが減っているサインだと思って、身体と心を休める習慣を付けると良いでしょう。栄養ドリンクや高級な化粧品で肌荒れの対処をしていても、生活習慣がオージャスを減らすままだと、元気の貯金が減っていきますよ。オージャスを増やして、寒い冬を心身ともに元気に乗り越えましょう!

Seasonal Food & Recipes

今月の食材は私たち日本人にとって、もっとも身近なスパイスのひとつ「ショウガ」です。

チューブのショウガを常備しているという方も多いかもしれません。我が家では皮ごとすり下ろして、小さめのジッパー付きビニール袋に薄く伸ばしてシート状にして冷凍保存しています。味噌汁や紅茶にちょい足しするときに、パキパキ折って使えるのでとても便利です。

もうひとつ常備しておくのにお勧めなのが「黒酢ショウガ」です。

刻みしょうが100gに、ひたひたになる黒酢を入れ、ハチミツを大さじ1.5ほどを入れて漬けるだけ。甘さ加減はお好みで。我が家では、夏はソーダで割ったり、料理ではサラダのドレッシングに、醤油を少し足して温野菜のつけだれや、餃子のたれとして使うことが多いです。炒め物の仕上げにショウガごと入れると香りもよくなります。作り置きすると何かと便利です。手軽にショウガが摂れる調味料として、ぜひお試しくださいね。

ショウガの薬効としては、生のショウガのしぼり汁は、成分であるジンゲロールが吐き気を止める効果があるといわれています。生のものは殺菌効果があるので、魚料理や刺身などにもよく添えられますね。

加熱すると辛みの強いショウガオールという成分に変わり、血行を高めるため、身体を芯から温めます。冷え性の方には、加熱したものがお勧めです。風邪のひき始めでゾクゾクしたり悪寒があるときには、温かい料理に入れて摂りましょう。ただし、高熱が出ている状態や、炎症を起こして体内に熱がこもっている時には逆効果なので、気をつけましょう。

アーユルヴェーダでも、ショウガは大活躍します。消化力が落ちていると感じたときは、スライスしたショウガに岩塩とレモン果汁を少し振って、食事をとる少し前に1~2枚食べます。スライスショウガでなくても、チューブのショウガをティースプーンに少し絞り出したものでもOK!

寒い冬の温活に、ショウガを摂り入れてみてくださいね!


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