アドラー心理学研究会 第28回勉強会

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アドラー心理学研究会代表の佐高 葵月代です。
8月8日(土)、第28回勉強会が無事に終了しました。今回は初参加3名、私を含め総勢
21名の参加でした。

ご参加いただいた皆さん、いつも受付けや会場設営、会場復元にご協力いただいて
いる皆さん、御礼申し上げます!

今回のテーマは「自分のリソースを掘りあてよう!今日から始める「自分起こし」」として、岩井俊憲先生の『アドラー心理学が教える 新しい自分の創めかた』を参考にして、自分とグループのメンバーのヨイとこ探しをしてみました。

私たちの日々の行動や思考パターンは、習慣化されているものが多いですね。
思考が固定されると行動も同じようなパターンになります。つまり、ライフスタイルが行動に大きな影響を与えています。

ライフスタイルの使い方によってはネガティブな側面を強調することもあります。

 ライフスタイル × ライフタスク = 行動 という公式を思い出してみてください。

ライフスタイルが変わると、ライフタスクが変わらなくても行動が変化してくることがあります。例えば、あまり思わしくない職場の人間関係など、相手が変わらずとも対処の仕方が変わると、結果も変わってきます。

今回注目するリソースとは、潜在能力と同様のもの。特別な能力ではなく、知識、資格や友人もリソースのひとつです。自分のライフスタイルでそれは「あたりまえのこと」で特別ではないことかもしれないけど、他者にとってはすごいスキルだったり、魅力だったりすることがたくさんあります。自分には能力がないと思っている人が、たくさんいることに驚かされることがたくさんあります。

当たり前のところからリソースを探すには、自分だけでは難しいこともあります。
自分では気づきにくいのです。
身近な人や、それほど親しくない人の方が、意外と自分のリソースを見つけ出してくれる事が多いのです。

今回は、

1.10歳前後の頃、なりたかった職業、人、ヒーローは?

2.10歳前後の頃、一番影響を受けた人(両親、友人、著名人)出来事ではなく人

3.どんなことをその人から影響を受けたと思うか?

という3つの質問から自分を振り返ってみました。その後、グループから対象者を選び、
メンバーは対象者に対して、開いた質問を投げかけて、対象者の気づきを促します。

対象者は自分のリソースに気づいたり、これから先の行動にヒントを得た方もいました。
また、グループのメンバーでも、質問をする側だったけど自分の気づきを得た方もいま
した。

また、小さな頃に好きで得意だったことが、今も人生に良い影響を与え、ブレていない
自分を発見した方もいらっしゃいます。ワークをしてみると、ほんとにたくさんの気づきが
あります。自分の頭の中だけでは、なかなか見つけられないものが、対話から生まれて
くることが多いです。

最後に、岩井先生の本からの新しい自分を始めるためのポイントです。

新しい習慣を身につけるための3つのサイクルは、

1.わかる→できる→身につく
まず理解する、次に自分ができることを確認する。ハードルは高くしすぎない。
すぐにできそうなところから始める。

2.決断→実行→継続
三日坊主でもOK。3日やって、2日休んで、また諦めずに取り組み続ける。

3.無自覚的器用さ→自覚的不器用さ→自覚的器用さ
今まで無自覚にやっていた行動パターンを、自覚的に変えていく。
最初はぎこちなくても、だんだん慣れて器用にできるようになる。

というように、習慣を変えていくことで、新しいライフスタイルに馴染むことができます。
そこから新たなリソースが生まれます。自分のリソースをつかみ、人生に活かしていきた
いですね。

詳細は、『アドラー心理学が教える 新しい自分の創めかた』(学研パブリッシング)を
ご参考ください。ブログにこの本のレビューも書かせていただきました。よろしければご覧ください。


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