【11月】冬の乾燥注意報

2019_Nov_imgsmaccのヨーガ・セラピスト 佐高葵月代です。山や峠では雪の便りが聞こえてきました。みなさん、お元気ですか?

インドのアーユルヴェーダでは、体質を大きく3つに分けて、健康法や食養生指導の目安にしています。晩秋から冬の期間は、ヴァータと呼ばれる風の質が高まる季節です。ヴァータの質は、「軽い」「冷たい」「乾燥」が特徴です。ヴァータが増えると、冷えや凝り、関節の痛み、消化不良や風邪が治りにくい(免疫力低下)などが起こります。

ヴァータを減らす方法をいくつかご紹介します。この時期は特に乾燥に注意をしたいので、温泉で温まったり、温かいオイルでのマッサージがリラックス効果もありお勧めです。また、不規則な食事や夜ふかしを止めることもヴァータを減らします。乾燥した食べ物(ポップコーンや干物など)を減らし、水分と油分を含んだ温かいものを摂るようにしましょう。寄せ鍋や野菜スープなどは栄養バランスも良いですね。辛味、苦み、渋みが強いものの食べ過ぎを控えるようにしましょう。

ヴァータは年齢(老化)とともに上がる性質です。また、産後のお母さんたちもヴァータが一時的にとても強くなります。そのため、乾燥したり脱毛する方も多いようです。こんな時には、オイルマッサージをぜひお勧めします!

さて、次はこの時期にお勧めの食材と摂り方のご提案です。こちらの鍋画像は、我が家で冬によく作る「ピエンロー」です。白菜と干しシイタケ、鶏肉と豚肉などのシンプルな素材で作るのですが、スープが絶品です。レシピも載せいていますので、是非ご覧くださいね。

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冬は、体が冷えて代謝が低下し、血液の循環が悪くなる季節です。中医学では、冬は「腎」を補う食材を中心とすると良いとされています。「腎」は、腎臓だけでなく、全身のエネルギーや水分代謝、呼吸の安定、排泄にも関係しています。また、生命力を維持したり補強するとも言われ、腎を強化することはアンチエイジングにもなります。

腎を補う食べ物として、肉ではジンギスカン(羊肉は身体を温めます)、鶏肉を。魚介では栄養たっぷりのエキスまで食べつくせる、ホタテ、エビ、カキ、タラなどを鍋物にするのも良いでしょう。スタミナに即効性のあるうなぎ、たたきや揚げ物にしてもおいしいカツオもお勧めです。野菜では長芋、ブロッコリー、ニンジン、百合根など。百合根がたくさん手に入ったら、ぜひコロッケを作ってみてください!

クコの実、黒ゴマ、黒豆、ぶどう(レーズンも含む)などがあります。免疫力をつけるには、上記の食材の他に、はちみつ、豆乳なども良いでしょう。
こうしてみると、日本の鍋物の食材は、この時期に摂るよう理にかなっているようですね。

今月は、股関節を緩やかにするポーズです。

  1. 足を肩幅より広く開いて立つ。
  2. 左足のつま先をやや外側に開き、息を吐きながら、ゆっくりと左ひざを曲げて、左のひじを膝の上に添えていく。
  3. 右足はまっすぐ伸びた状態を確認する。
  4. ひじがしっかりと固定されているのを確認してから、息を吸いながら、右腕をゆっくりと上げる。
  5. 目線は右手の指先を見ながら、5呼吸キープ。
  6. 息を吐きながら右腕を下ろし、左ひじで膝の上を押しながら、ゆっくりと起き上がる。
    7.起き上がってから、立ったリラックスのポーズになって、10呼吸休み、逆側も同様に行う。左右2回ずつ行う。

※股関節が痛い方は、無理に深く曲げないでください。
※どのポーズも、身体の声を聴きながら無理をしないよう自己責任のもと、行ってください。


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