【9月】秋バテ予防

【smaccが毎月1回発行している、ヨーガやマインドフルネスの健康法、薬膳やアーユルヴェーダ、季節のメニュー情報をお届けするニューズレターです】今月の花:金木犀(キンモクセイ)。北海道にはほとんど生息しないとされていますが、秋の訪れを告げる花。以前東京に住んでいた時、玄関先に植えてあった大好きな花です。

smaccのセラピスト 佐高葵月代です。今年の夏も暑かったですね。暑さに加え湿度の高さと、雨が多かった夏でした。みなさん、お元気ですか?

これから徐々に気温が下がると、いわゆる「秋バテ」という症状を感じる方が増えてくるようです。ある漢方薬メーカーの調査によると、夏から秋への季節の変わり目に体調不良を感じる方は2人に1人いるそうです。男性よりも女性の割合が高いのも特徴です。症状では体のだるさや疲れやすさが最も多く、女性の4割以上の方が感じていました。そして対策としては「何もせず我慢する」が男女とも半数ぐらいを占めていました。
★参考:ツムラ

秋バテも夏バテも、自律神経の乱れが引き起こすもので、ある程度気温差に身体が慣れれば、自然と解消していきます。少しでも早く改善させるためには、食事のメニューや生活習慣に少し工夫をするのも良いでしょう。

食材では、秋に美味しいキノコ類、オクラや山いも、納豆などのネバネバ食材や、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、雑穀類などがお勧めです。鍋物の食材にしたり、温かいスープにするのもいいですね。

生活習慣では、ぬるめのお風呂にゆっくり入ったり、じんわり汗をかくヨーガやストレッチ、ウォーキングなども、体調を整えます。だるいときは動きたくないものですが、食べてゴロゴロを繰り返すのを避け、規則正しく寝起きをしたり、食後の眠さ対策に少し歩くなど、身体を動かしてみましょう。そして大事なのは呼吸です! 蒸し暑さで浅くなっている呼吸は、脳の疲労にもつながるんですよ。緊張型頭痛の改善や、だるさ改善にも、1日5分のゆっくりとした呼吸を2~3セット行うだけでも効果が出てきます。秋バテ予防に役立ててくださいね。

Seasonal Food & Recipes

今月は私の大好物「サンマの炊き込みご飯」のご紹介!

サンマがすっかり高級魚になってしまい、頻繁に作る機会が少なくなりましたが、旬のうちにぜひ1度は作ってみたい炊き込みご飯です。ごぼう、キノコと、焼いた秋刀魚を炊き込みます。具材はあらかじめ煮て下味をつける必要がないので、お手軽なメニューです。

血流をよくする活血作用のある秋刀魚は、冷え症の方にはお勧めの食材です。キノコは薬膳では「気」を補う食材です。消化機能や新陳代謝を高めます。食物繊維が豊富なゴボウはまるごと1本使いましょう! 多めに炊いて、おにぎりにするのもいいですよ!

【材料】
白米:3合
サンマ:2尾
ゴボウ:1本
好みのキノコ
ショウガ:ひとかけぐらい

  1. 米3合はといで30分ぐらいザルで水を切る。
  2. サンマ2尾は塩をふり、2つに切って焼いておく。
  3. ごぼう1本は笹がきにして、少し水にさらす。
  4. キノコはシメジ、舞茸、シイタケなどお好みのものを食べやすく割いておく。
  5. 炊飯器は「炊き込みご飯モード」に合わせる。このモードがない場合は、通常の3合の目盛りに合わせ、大さじ4分の水を取り除く。
  6. 醤油と酒大さじ2、塩小さじ1を入れ、目盛りに合わせて水加減をする。
  7. ごぼう、キノコ、焼いたサンマの順に乗せて炊く。※ここでは絶対に混ぜないこと!火の通りが悪くなります。
  8. 炊きあがったら、いったんサンマを炊飯器から出して骨とワタを抜く。
  9. 炊飯器に戻して、千切りにしたショウガも入れて、大きくかき混ぜて出来上がり!美味しいおこげもできてます!

好みかもしれませんが、この炊き込みごはんの時は、少し味濃い目の方が美味しいような気がします。おにぎりにしても、とっても美味しくいただけます!


関連記事

「勇気づけ」と「マインドフルネス」を実践するアドラー心理学研究会Plus
看護職の専門誌に特集記事掲載!

ヨーガ教室開催日

最近の記事

記事カテゴリー

アーカイブ

PAGE TOP