【8月】ねじりでむくみ予防!

【毎月1回発行している、ヨーガやマインドフルネスの健康法、薬膳やアーユルヴェーダ、季節のメニュー情報をお届けするニューズレターです】

smaccのセラピスト 佐高葵月代です。みなさん、お元気ですか?
7月下旬、札幌では2年ぶりの熱帯夜となり、道内では熱中症警戒アラートが発令される地域まで出ました。2年前の東京オリンピックの年の道内もとても暑かったのですが、それに匹敵するのではと思うほどの気温と湿度の高さが続きます。普段よりも意識をした水分補給と、必要に応じて身体を涼しく保つよう心掛けたいものです。

寝ている時にかく「寝汗」にはこの時期はとくに気をつけましょう。通常でも私たちは就寝時にコップ1杯(200ml)ほどの汗をかくと言われています。ところが夏は(室温約29℃で約8時間睡眠した場合)は約500mlになるともいわれます。不快な寝汗は、体力を消耗させ、睡眠の妨げにもなります。

中医学では寝汗のことを、「盗汗(とうかん)」と言います。まさに眠っている間に、身体から汗がこっそりと盗み出されるような状態です。漢方の視点では日中が「陽」で、夜間が「陰」です。昼間は陽気が盛んになり、夜間は陰気が盛んになります。

汗のコントロールをしているのは、「衛気(えき)」です。衛気とは、体表を守り、外界からの病邪の侵入から人体を防衛する気の一種で、「陽」に含まれます。従って夜眠っている間は、衛気の機能が低下します。

健康な状態であれば、衛気が多少低下しても大丈夫ですが、とても疲れていたり、免疫力が下がっていると、衛気の不足が病邪を招き、夜間に体調が悪化して寝汗が生じることもあります。このような時は、胃腸に不調が表れていることもあります。食欲や消化力はどうでしょうか? 冷たいものと脂っこいものを組み合わせて、たくさん食べていませんか? みぞおちを冷やさないよう、心がけましょう。

今月は、全身引き締めやむくみ予防にも効果が期待できる「ねじりローランジ」を実習します。負荷はちょっと高いポーズですが、終わった後はスッキリしますよ!体調に合わせてやってみましょう!

  1. テーブルポジション(四つん這いの姿勢)から、右足を前に出します。膝頭がつま先より前に出ないように、膝の角度は90度を意識します。
  2. 後ろ足のつま先を立てて、膝を持ち上げます。この時、曲げている膝が外側に開かないよう、内側に入れるのを意識します。
    ※手が浮いてしまうようだったら、ヨガブロックなどを使います。
  3. 息を吸いながら右手を横から上に伸ばしていきます。この時、腰をねじりながら上げていくこと。
  4. 息を吐きながらお腹を深くねじります。目線は上げている手の指先に向けます。
  5. 左手でマットをしっかり押し、右手は天井に届くようなイメージで伸ばします。
  6. 5呼吸キープして、反対側も同様に行います。

※股関節が固い方は、2でつま先を立てずに行います。
※身体の声に耳を傾け、自己責任のもとに行ってください。

Seasonal Food & Recipes

今月は、夏におすすめの食べ物を中医学やアーユルヴェーダの視点からお伝えします。暑くなるとつい食事を簡単なもので済ませたり、食欲が落ちることから1食抜いてしまうこともあるかもしれません。旬の素材を組み合わせて、消化力が落ちた胃腸に優しい食事を摂りたいものです。

夏は利尿作用のあるウリ科の食材や、苦味のある食材、色では「赤色」の食材がおすすめです。また、甘味のあるものは水分代謝を妨げるので、塩辛いものと一緒に摂ることがポイントです。よく、スイカやトマトに塩を振りますね。スイカやメロン、パイナップル、夏みかんなど、夏の果物も体内の熱を冷ましてくれます。ただし、高齢者や胃が弱っている方は、体を冷やしすぎないよう摂り過ぎに注意してください。ちなみに、大根は生のものは身体を冷やし(陰)、熱を加えると体を温める質(陽)に変わります。

熱を冷まし水分代謝を上げるものとして、トマト、なす、きゅうり、冬瓜、さやいんげん、緑豆もやし、ゴーヤ、すいか、ハトムギ、蕎麦、緑茶、メロン・豆腐 などがあります。ウリ科の野菜は身体を冷やします。なので、冷え性の方は摂りすぎに注意です。

苦味と赤みの食べ物は、夏に多い熱邪(熱中症など)の予防になります。苦味の夏の食材はニガウリ、クワイ、ゴボウ、銀杏、緑茶、ヨモギ、菊花などです。赤い食材はトマト、スイカ、クコの実などです。

私は子供の頃、とても身体が弱く冷え性でした。なのに1年中ものすごい汗をかく子でした。子供なのに更年期みたい…とよく言われたものです。自律神経が乱れやすく、体力もないので、よく夏バテもしていました。そんな夏に母がよく作ってくれたのが「キュウリの味噌汁」でした。熱いみそ汁に、薄切りにしたキュウリをざっと入れ、少し冷ましたものを飲ませてくれました。今でこそ、「冷や汁」のような郷土料理が知られるようになったので、珍しくはないかもしれませんが、子供だった当時は不味く感じたものです。(ごめん!母!)でも食べた後は汗が引き、すぅーっと眠れるようになったのを覚えています。

アーユルヴェーダでは、夏は季節の中でも最も体力が落ちるといわれています。
冷たい飲食物を摂ると、胃腸が冷え、消化・吸収力も弱まり、元気が出ない状態になりがちです。夏は「アグニ」と呼ばれる消化力が低下するため、身体的なもののほか、心理的な元気・やる気が落ちる季節です。体質ではピッタが上がり、ヴァータが乱れます。

薬膳でもアーユルヴェーダでも、胃腸が疲れているときは、お粥がお勧めです。薬膳の「山薬仙人粥」は、手に入りやすい食材で作れる薬膳粥です。長いも、松の実、クコの実、塩、チキンスープを使います。長いもは仕上がる直前にすり下ろして入れると、お餅のような食感になります。

インドの定番お粥は「キチュリー」といって、イエロームング豆、ターメリック、クミンシード、ギー(またはオリーブオイル)、ショウガ、ニンニク、塩を使います。クミンシードはギーで炒め、豆とターメリックを入れたお粥に入れます。仕上げにレモンを絞ると、風味がUPしますよ。どちらのお粥も身体を温めて休めてくれる、優しいメニューです。エアコンで芯が冷えてるな~と感じた時は、ぜひ作ってみて下さいね!


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