【3月】春の巡り ― 背中をひらいて、新しい風を迎える

【smaccが毎月1回発行している、ヨーガやマインドフルネスの健康法、薬膳やアーユルヴェーダ、季節のメニュー情報をお届けするニューズレターです】

こんにちは、smaccのセラピスト、佐高葵月代です。
みなさん、お元気ですか?
ようやく3月になり、札幌でも日差しはやわらかくなり、
雪解けや芽吹きの気配が感じられる季節の予感です。

けれど、実際の身体はどうでしょう。
年度末の忙しさ、環境の変化への緊張、
「ちゃんとしなきゃ」「前に進まなきゃ」という思い。

気づくと、
背中が丸いまま、前向きになろうとしている
そんな状態になっていませんか?

春は、新しいことが始まる季節。
だからこそ、まずは呼吸が通る身体に整えることが大切です。

背中と心は、つながっている

背中が丸くなると、胸が閉じ、呼吸は浅くなります。
呼吸が浅いと、気持ちにも余裕がなくなりがちです。

逆に、胸をひらくだけで、
呼吸が入り、視界が少し広がり、
「なんとかなるかもしれない」という感覚が戻ってきます。

3月は、がんばって前へ進む前に、
呼吸が入る身体をつくる月にしましょう。

🧘‍♀️3月のヨガ:胸をひらく+やさしいねじり

① 胸をひらくポーズ(ベビーコブラ)
うつ伏せになり、手を肩の横に置きます。
息を吸いながら、やさしく上体を起こします。
肘は軽く曲げたままで構いません。

ポイントは、
・肩をすくめないこと
・鎖骨を横に広げるイメージ
胸の中央に、呼吸がふわっと広がる感覚を味わいましょう。

このポーズは、冬の間に縮こまった前側をゆるめ、
「これから動くための準備」を整えてくれます。

② やさしいねじり(仰向け or 座位)
吐く息に合わせて、身体をゆるやかにねじります。
脇腹や背中のこわばりがほどけていくのを感じてみてください。

ねじりは、内臓をやさしく刺激し、
巡りを整えるポーズでもあります。

胸をひらき、ねじって整える。
この組み合わせは、
春の「動き始める身体」にちょうどいい流れです。

Seasonal Food & Recipes

今月の旬は、菜の花です! 「この時期見かけるけど、どうやって食べるの?」という方、ぜひご覧ください。

春は「苦み」を食べる季節とも言われます。
春の野菜には、独特のほろ苦さがあります。
この苦みは、冬のあいだにため込んだものを外へ出し、
巡りを促す働きがあるのです。

薬膳の世界では、春は「肝」の季節。
巡りやストレスと関係が深い時期でもあります。

だからこそ、春には苦みを少し取り入れてみましょう。
身体を目覚めさせる、やさしい刺激です。

菜の花をおいしく茹でるコツ

・たっぷりの熱湯に、塩をひとつまみ
・茎の部分から先に入れる
・30〜60秒ほど、さっと茹でる
・冷水にとりすぎず、粗熱が取れたら水気をしぼる

茹ですぎないことが、色と香りを保つポイントです。
固そうな茎も、意外と柔らかいのに驚くかもしれません。
置いておくと花が咲いてしまいますので、買ったその日に
茹でてしまいましょう。

おひたし、からし和え、パスタや味噌汁の彩りに。
ひと皿あるだけで、食卓が一気に春になります。

うちでは、茹でた菜の花を切って、白だしに漬けておきます。
そのまま食べられるほか、ちらし寿司のトッピングにもお勧め。
パスタにするときは、ニンニクと合わせて、あっさり塩味に
仕上げるのがいいですよ!
ごま油とすりごまと合わせて、ナムルにするのも美味しいです。

菜の花は、千葉県や三重県、徳島県などが主な産地。
地域ごとに少しずつ旬が違うのも、春らしい楽しみです。

3月は、整えてから進む

3月は、新しいスタートの準備期間。
焦らなくていい。
丸まった背中のまま、無理に前へ出なくていい。

まずは胸をひらく。
呼吸を通す。
身体の巡りを整える。

そして、ほろ苦い春の味を、少しだけ。
整った身体と心で迎える春は、
きっとやわらかく、あたたかいはずです。


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