smaccのヨーガ・セラピスト 佐高 葵月代です。
今月はインドではソウルフードとも言える「ムング豆のカレー」のご紹介です。ムング豆は緑豆の皮をむいた黄色い小さな豆で、インドではとてもポピュラーな豆です。シンプルなムング豆のカレーは、日本のみそ汁のように、インドでは毎日の食卓でおなじみのメニューです。
ムング豆は、インドの伝統医学アーユルヴェーダでも、様々な体質のバランスを乱さない食材とされています。胃腸の弱っている時、私たちがお腹に優しいお粥を食べるとホッとするように、ムング豆のカレーやスープも消化が良く疲れたお腹にはお勧めします。
上の写真のように、豆がとても小さいので(大きさはお米程度)、煮えるのが早く、思い立ったらすぐに作れる簡単レシピ。優しい味は、カレーというよりコーンスープに近い味わいです。日本では店頭であまり見かけないムング豆ですが、ネットではお手軽に買うことができます。
ムング豆は、ご飯と一緒に炊き込んでも良いのですが、豆特有の香りが出ます。苦手な方は、香りが気にならないスープにするのが良いでしょう。ちなみに、ご飯と一緒に炊き込むと、ご飯がパサつきます。これはこれで、カレーにはすごく合うので、ぜひお試しください。
【ムング豆のカレー】
作りやすい分量:たっぷり4~5人前
ムング豆 1カップ
水 3+1/2カップ
ショウガ ひとかけ みじん切り
玉ねぎ 中1/2個 みじん切り
オリーブオイル 大さじ2
塩 小さじ1強
砂糖 お好みで少し
ターメリック 小さじ2/3
クミンシード 小さじ2/3
レッドペッパー 小さじ1/2
ヒーング 耳かき山盛り一杯(もしあれば、ぜひ使ってほしいスパイスです)
1.ムング豆は軽く洗い、水と一緒に入れて、ターメリック、オリーブオイル(分量外)も少々加えて火にかける。沸騰したら弱火にして柔らかくなるまで煮る(約15分程度)。この時、塩はまだ加えない。
2.オイルを熱し、クミンシードとヒーングを入れ、弱火で香り出しする。
3.クミンシードがパチパチ弾け、香りが立ってきたら、ショウガと玉ねぎを加え、5分ぐらい炒めて、色づいてきたら1の鍋に入れ、塩も加える。
※この時、油がはねるので、ゆっくり加えてください。
4.レッドペッパーを、大さじ1ぐらいの水で溶いてから加える。
5.塩で味を調え、好みで砂糖少々加えても良い。
6.味をなじませて、好みのとろみが出たところで出来上がり。
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