smaccヨーガ療法士の佐高 葵月代です。
昨日は北海道難病センターで開催された、ハマナスの会主催の「前期第2回 難病患者さんへの音楽療法と看護療法」の見学に参加してきました。
今回のプログラムには、私の仲間のヨーガ療法士が深呼吸指導で一部参加をさせていただいています。
音楽は五感の中でもダイレクトに伝わるものなので、音楽療法は人によっては反応も早く、感動のスイッチON→癒しへ・・・と繋がるという程度の知識だけを持っての参加でした。
音楽療法のプログラム自体は患者さんの疲労を考慮して、1時間程度ですが、その前にバイタルの健康チェック、プログラム終了後もバイタルチェックと、健康相談、軽い交流会、そしてスタッフの反省会・・・と続くので、かなり入念に組まれた内容でした。
音楽といっても、聞いたり歌ったりするだけではなく、手や足を使ったリズムをつけたり、手話を取り入れながら歌ったりと、あらゆる感覚を動員しているのに驚きました。
そして何より驚いたのは、気が付いたら自分も一緒に夢中になってやっていたこと!
子供の頃叩いた太鼓の音の懐かしさや、患者さんやスタッフの皆さんとの「つながり感覚」が聴覚だけではなく、場の雰囲気も含めた「共感感覚」として強く感じられました。
個々のプログラムの内容が、どの感覚に伝わり、どういう効果が期待できるかを、患者さんごとにしっかりと記録をとり、プログラム終了後のスタッフミーティングで、意見交換が活発に行われていました。
そしてもうひとつ驚いたのは、スタッフの方の数が多いことでした。音楽療法士さんだけではなく、看護師や助産師の資格を持つ方もいて、それぞれの立場から見た感想と次回へつなげる反省点などを話せるのは、とても良いと思いました。
ヨーガ療法も音楽療法も代替医療のカテゴリに含まれます。これからは、セラピストが「オレが、オレが!」とひとつのセラピーにこだわることなく、統合医療としての各療法(セラピー)のマッチングや患者さんへの提供が必要だと感じました。
大切なのは、患者さんが望むものを提供できること。それが、治癒に繋がるのが、セラピストの一番の願いじゃないのかな?。そしてセラピストも他のセラピーの勉強は絶対必要だなぁ・・・うん。
音楽療法という、私にとっては新ジャンルのセラピー、とても勉強になりました。
温かくお迎え下さったスタッフの皆さん、心から感謝しています。ありがとうございました。
また機会があれば、ぜひ参加してみたいです。
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