アドラー心理学研究会 第44回勉強会

20161217

アドラー心理学研究会代表の佐高葵月代です。
12月17日、第44回勉強会が無事に終了しました。私を含め33名参加、9名の初参加の方をお迎えしました。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

今回のテーマは「年間テーマ 自分資源(リソース)を見つけよう –1日1勇気づけ!– を振り返る」でした。

アドラー心理学における「勇気」とは、困難を克服する活力であり、「勇気づけ」とは、その力を与えることです。大事なことは、勇気づける前に、①勇気くじきを止める(自己否定を含む) ②自分自身を勇気づけする ③他者を勇気づけしていく というプロセスが大事です。

私がアドラー心理学を学び始めた頃は、とにかく周りを勇気づけしようと躍起になっていたのですが、なぜか疲れました。それは、自分の勇気が足りていなかったせいなんですね。自分の財布にお金がないのに、人に貸すことはできないですよね。それと一緒で、勇気づけは溜まった勇気があふれた分でやるぐらいの、余裕があったほうがよさそうです。無理をしないことが、長続きの秘訣です。

勇気づけは、相手(そして自分も)の努力や向上心や進歩、あるいは長所や特質に焦点を合わせながら、その中から確かなものを見つけだし、強調するしていくものです。したがって、競争心や比較に重点を置くものではありません。「あるがままの自分を受け入れることに価値がある」という気持ちを自分にも他者にも育むようにするのが、勇気づけの特徴です。

 勇気が枯渇しない状態を維持するために、セルフエスティーム(自尊心)を高め、周りに対しての勇気づけができるようなサイクルを作りたいですね。

後半は、メンバーの中本さんの「私とアドラー」のプレゼンテーションをいただきました。
普段から明るくて前向きな中本さんですが、起業されるまでの道のりの、苦労の中で見つけた自分に対しての気づきや、家族への想いが伝わる内容で、泣きそうになりつつも、前に進む勇気をいただきました。これからのさらなる前進を、応援したいと思います!

そして来年の年間テーマも話し合いました。今回も各グループから様々な意見やアイデアが出て来ました。「共同体感覚をもっと実感しよう」「コンフォートゾーンから抜け出そう」「あるがままを受け入れる勇気」「見つめよう、向き合おう、がんばらない自分」など、いずれも僅差での多数決のなか、「コンフォートゾーンから抜け出そう」に決定しました。来年はこのテーマを常に念頭に置いて、毎月の勉強会をしていきましょう。

20161217_b勉強会終了後は、忘年会でした!昨年も貸し切りで開催した古民家のイタリアンレストランです。ワインとおいしいお料理とプレゼント交換で盛り上がりました!

2017年で開催が決まっている勉強会の予定は以下の通りです。

第45回 1月21日(土) 研修室5+6(3F)
第46回 2月25日(土) 研修室5+6(3F)
第47回 3月18日(土) 中研修室1(2F)

下記のバナーからリンクしたページで、お申込みいただけます。
来年もみなさんにお会いできるのを、楽しみにしています!

 


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