アドラー心理学研究会 in 旭川 第4回勉強会

180225

アドラー心理学研究会代表の佐高葵月代です。
2月25日(日)、第4回目の旭川での勉強会が無事に終了しました。
今回は26名参加、初参加はなんと半数の13名!の方にお越しいただきました。豪雪の留萌からも駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。みなさん、大雪の中お越しいただき、ありがとうございました。

今年の研究会のテーマは「共同体感覚へのスモールステップ」なので、旭川でも今回のテーマは「身近なところから共同体感覚を」として、共同体感覚を実生活を通して振り返るワークをしたり、共同体の中で他者を勇気づけるには、という視点でお話ししました。

共同体の中で他者を勇気づけするには、自己中心的な立場(自分への執着)から、他者への関心へと変化させていくことが大切です。とくに勇気をくじかれている人たちは、自分に自信がなくなっていることが多いものです。そのため、良かれと思ったアドバイスが、逆効果になることもあります。

ポイントはいくつかありますが、ここでは3つほどご紹介します。
1つ目は、相手の共同体への貢献に注目することです。
「あなたがしてくれたこと」という視点で「共同体への貢献」や「協力への感謝」に注目します。

2つ目は、結果よりもプロセスを重視します。「ほめる」という行為は、結果を重視することが多いものです。たとえ結果が思い通りに行かなかった(失敗)としても、結果に至る行為(プロセス)を重視して勇気づけることで、努力する姿勢や態度が大事なのだと相手は感じます。

3つ目は、できているところや、進歩した部分を評価することです。
できなかったことに注目する「ダメ出し」ではなく、今できているところに注目する「ヨイ出し」をしましょう。前回と比べて、些細な成長はないかどうか、相手の進歩した部分に目を向けて言葉がけをしてみましょう。

いずれも、相手の行為に対する声掛けです。伝え方としては、「私は、○○さんは、△△するとき、とても丁寧に対応していると思いますよ」のように、「私は~だと思います」とか「私は~と感じます」と伝えることで、印象が柔らかくなりますね。

自分に対しての勇気づけのときも同様です。自分のことには厳しくなりがちな方もいらっしゃるかもしれませんが、同じような3つの視点で自分のことを評価することで、勇気づけの積み重ねになります。ぜひ、お試しください!

今回は、治療やセラピーに携わる方も多くご参加いただき、現場で参考になりそうというご感想が多く寄せられました。
継続して参加してくださる方も増えて、旭川でもこの学びが定着しつつあるのを感じます。次回もお目にかかれるのを、楽しみにしております!

アドラー心理学研究会の、今後の予定です。
【札幌】
第59回 3月17日(土) 中研修室1(2F)
第60回 4月21日(土) 中研修室1(2F)
第61回 5月19日(土) 中研修室2(2F)

https://smacc.jp/adlerian-psychology/schedule/

【旭川】
第5回 4月8日(日)
第6回 6月24日(日)
https://smacc.jp/asahikawa/

春のアドラー心理学研究会は、じっくり学べる講座が目白押し!
ぜひご参加ください!

【4月】愛と勇気づけの対人関係セミナー SMILE
https://smacc.jp/course-and-workshop/2018smile/

【6月】岩井俊憲先生のアドラー心理学ベーシック講座
https://smacc.jp/course-and-workshop/2018basic/

皆さんのお越しを、お待ちしています!


関連記事

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

「勇気づけ」と「マインドフルネス」を実践するアドラー心理学研究会Plus
看護職の専門誌に特集記事掲載!

ヨーガ教室開催日

最近の記事

記事カテゴリー

アーカイブ

PAGE TOP