アドラー心理学研究会代表の佐高葵月代です。
12月10日(日)、旭川での第3回アドラー心理学研究会が無事に終了しました。岩見沢を過ぎてから、急に雪深くなりましたが、JRもそれほど遅れず(5分程度)、往復とも順調でした。
今回は21名参加、うち9名が初参加でした。
雪の中、みなさんご参加いただきまして、ありがとうございました。
今回のテーマは「ライフタスクと課題分離」です。
自分が抱えている悩みは、堂々巡りをしていないか?
それは、悩み(課題)に感情を上乗せして、感情ばかりに囚われて、解決への行動が見いだせていないのでは?
という視点から、あらためてグループで課題を見直してみました。
課題分離は、アドラー心理学がブームになってから、ひとり歩きをしがちなキーワードです。
自分の課題と他者の課題を分けることを優先するよりも、まず、自分の課題を自覚し、相手は相手なりに課題をちゃんと解決していけると信頼して課題に踏み込まないことが大事。相手の課題に口だしせずに見守ることが、勇気づけとなります。
そして、お互いに課題をひとりで解決できない時は、話し合いのもとに共同の課題にすることができるということも、忘れてはいけないポイントですね。
課題分離の目標は、課題の所在を理解することで、心の負担を減らし、お互いの課題に責任を持ち、自立することです。
やみくもに課題を分けてしまうと、信頼関係にひびが入ったり、責任転嫁にもなりかねません。
課題を分離するときは、伝え方も大事です。
感情で伝えるのではなく、理性的に相手の立場も考えつつ(共感の態度を持って)、伝えたいですね。
また、相手の行動にやたらと口を出したり、過干渉することは、依存を生むということも学びました。
過剰な心配をすることで、自分の立場(母や妻、父や夫)を誇示することは、支配的な関係になる可能性があります。
課題分離のとっかかりにお勧めなのは、相手の機嫌に自分が乱されないようすること。
相手の機嫌が悪いのは、相手の課題。
「私、何か悪いことした?どうしたの?言ってみて?何かあったの?」と聞いてみたところで、うざいと思われることのほうが多いものです。
言いたくなれば、相手から話し始めるでしょう。
同様に、自分の機嫌(感情)にも責任を持たなくてはいけません。
機嫌が悪くて相手に当たるのは、自分の課題に感情的になっている状態です。
その感情の目的は!?と考えつつ、客観視することが大事ですね。
相手の行動や言動に腹が立った時は、言葉で伝えるようにしましょう。
相手にも「そうしようね」と同意をとるこで、余計な感情的な闘争がなくなります。
おまけ:
旭川開催の時は、ランチが楽しみの一つです。
今回は、鳥料理専門店の「小野木」さんに現地スタッフが案内してくれました。
画像でお伝えできないのが残念でなりませんが、衣がサックサクで、驚くほどクリスピー!
唐揚げでも、天ぷらでもない、千鳥揚げというのだそう。水を使わない衣らしく、添えられている特製の塩がまたいい味出していました。
近くだったら毎週通いたいほど、お気に入り♪
旭川の次回研究会の予告です。
2018年2月25日(日)
場所:旭川市市民活動交流センターCoCoDe
(旭川市宮前1条3丁目3番30号)
詳細とお申込みは、下記ページからお願いします。
https://smacc.jp/asahikawa/
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