【5月】マインドフルに歩く瞑想

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smacc代表の佐高 葵月代です。札幌も4月下旬から桜が咲き始め、暖かい風を感じるようになりました。外を散歩する足取りも、ゆったり感じられます。

これからの時期、春を満喫しながら、歩く瞑想をしてみませんか。瞑想というと、じっと座って行うものだけ、と思われがちですが、動いていても意識を「今、ここ」に向けるだけで瞑想することができます。

私たちは、生活のスピードがとても速い毎日を過ごしています。時間に追われ、スマホを持つことにより情報にいつでもアクセスでき、メールやSNSで常に誰かと繋がっているかのようです。そんな中で、「ひとりになる」時間は、意識しなければ確保できないほどです。

歩く瞑想は、スピードに慣れた私たちの心と身体をスローダウンさせ、余計な緊張を緩めて、集中力を高めます。

  1.  自分の普段のスピードで数歩、歩いてみます。それから、呼吸に合わせて歩きます。足の裏に粘着物がくっついているかのように、かかとから丁寧に浮かせ、つま先まで上がったら、前に足を出し、かかとから丁寧に下します。呼吸の速さと足の出かたが合わず、ぎこちなく感じると思いますが、この感覚は良いことですので、ご心配なく。
    ※ぎこちなさは、脳に「いつもと何か違うぞ?」と感じさせ、スローダウンが始まるサインです。
  2.  少しの間、その場に立ち止まってみます。足を腰幅に開き、足の裏を感じてみましょう。ぴったりと床にくっついているか、どちらかの足に重心が偏っていないか、意識してみます。
  3.  バランスが偏っているように感じたら、重心を前後左右にゆっくり移しながら、体を揺らします。
    ※足の裏は床から離さず動きます。転倒しないよう気を付けて下さい。
  4.  息を吸いながら、両腕を正面から上げて、横から力を抜いて振り下ろします。2回繰り返します。
  5.  今度は腕を横から上げて、正面から力を抜いて振り下ろします。2回繰り返します。
  6. その場で数回足踏みをして、もう一度、呼吸に合わせて歩いてみます。腕は無理に振ろうとせず、自然な動きに任せます。
  7. 歩く時間は、5分でもいいですし、時間と心が許す限り、赴くままに歩いてみてください。

最初に感じた、ぎこちなさは変化したでしょうか? 歩く瞑想は、広いスペースがなくてもできますので、ぜひお試しくださいね。

※歩行するときは、障害物に気をつけて、目を閉じずに歩いてください。
※人の多いところや、極端に寒かったり暑いところは歩行瞑想に向きません。「心地良く歩く」ことを意識して楽しんで歩いてくださいね。


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