smaccのヨーガ・セラピスト 佐高 葵月代です。
足早に夏が過ぎ去り、札幌の9月の残暑はあっさりしたものでした。
急に冷え込む日が増えてきて、熱が出ない咳や鼻水の風邪様症状が辛く感じる方が増えてきました。
喉の不調には、薬やのど飴も良いかもしれませんが、ハチミツもお勧めです。今月は、インドのアーユルヴェーダ(伝統医学)でのハチミツの摂り方について、お話しします。
アーユルヴェーダでは、ハチミツは飲み物に入れるものというよりは、単体で「食べる」としています。毎朝ティースプーンひと匙のハチミツを摂ると、身体に良いとされています。ただし、身体に熱を持ちやすい方(ピッタ体質)は、摂りすぎに注意です。砂糖は身体を冷やしますが、ハチミツは甘味の中で唯一、体を温める作用があります。
日本では紅茶や料理のソース作りにも頻繁に使われていますが、アーユルヴェーダではハチミツを加熱することは勧めていません。加熱すると毒素を発生すると考えられるので、40度以上の加熱は避けましょう。お湯に溶かすとしたら、ぬるくなるまで待ってから溶くのが良いでしょう。どうしても熱い湯で甘いものを飲みたい時は、黒砂糖などがお勧めです。
ハチミツ選びのポイントは、ハチミツを加熱してないことです。ハチミツは製造過程で、絞ってろ過をするまではだいたい一緒なのですが、その後保存のために加熱(または加温)をすることが多いのです。これは、発酵してガスを発しないようにするためです。
この加熱の段階で、ハチミツの成分で失われるものも多いため、アーユルヴェーダでは、「生ハチミツ」や「非加熱ハチミツ」と呼ばれるものを摂るように勧めています。購入の際は、生産者の製造過程を確認したり、極端に安いものは避けるようにするのが良いでしょう。
個人的な感想ですが、数年前、初めて生ハチミツを食べた時、あまり体調が良くない時だったのですが、身体にスーッと染み込むような感覚があり、他のハチミツとは明らかな違いを感じました。
私は、アーユルヴェーダ関連商品を取り扱っている、「アムリット」から購入しています。いろいろな種類の非加熱ハチミツを取り扱っていますので、ご参考までに。私はアカシアのハチミツがお気に入りです♪
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