smaccのヨーガ療法士 佐高葵月代です。
今年はいちど暖かくなってから、冬に戻りつつ、春に進んでいる札幌です。今月は、寒さで少し縮まった胸を大きく開き、呼吸を楽にする効果がある、「魚のポーズ」をマスターしましょう。春の息吹を胸いっぱい吸い込むと、呼吸が深く感じられると思います。肩こりや不眠を和らげる効果もあります。背中の引き締めや二重あごの予防にも!
緊張を強くほぐすポーズですが、ベッドやお布団など、身体が沈むような場所で行うのは不向きです。床や畳など、身体をしっかり支えられるところで行ってください。
- 仰向けになり、両脚を揃えて腕は身体の脇につける。
- 肘を90度に曲げ、軽く握りこぶしを作る。
- 息を吸って肘でマットを強く押し、胸を天井の方へ突き出すように、静かに背中を持ち上げる。この時、肩甲骨を寄せるようにイメージする。
- 同時に首を反らせ、頭頂を床につけ、両肘、頭頂の3点で身体全体を支えているのを確認する。※首に痛みのある方は、十分気をつけて行います。
- にぎりこぶしをほどき、両手をお腹の上に乗せ、5呼吸ほど楽な呼吸を続ける。
- ポーズを終了する時は、肘で再度マットを強く押し、顎を引いて、頭の後ろをマットに着いてから、背中をゆっくりとマットに戻す。
- リラックスのポーズで、十分休む。呼吸が落ち着いたら、体調に合わせて、あと2回ほど行う。
※頭痛のひどい時は、しないでください。
※緊張が強いと感じたら、すぐにポーズを解きましょう。
※身体を十分に緩めてから行いましょう。
※頭頂をつけている時は、絶対に頭を左右に振らないこと。
※合間に必ず休息時間を取りましょう。
※いかなるヨーガの呼吸法やアーサナ(ポーズ)も、決して無理をせず、自己責任のもとに行ってください。
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