美深町役場 地域包括支援センター様のマインドフルネス(メンタルヘルス)講演

smacc代表の佐高葵月代です。2023年11月13日美深町役場 地域包括支援センター様からのご依頼で「ストレスを緩和する呼吸法の実践 ~心も身体も筋力が大事!~」をテーマに講演をさせていただきました。本来であればお目にかかってお話をさせていただきたかったのですが、札幌から美深町まではだいぶ距離があるため、今回はZOOMでの開催となりました。業務の時間を割いてお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。

今回は呼吸法とセルフ・コンパッションの実習をたくさん盛り込みました。実際の呼吸にも、心をしなやかに保つにも「筋力」が大事というお話が中心で、あっという間の2時間でした。

呼吸筋は体内に15種類ほどあると言われ、肺を伸縮させているのは、これらの呼吸筋です。呼吸筋が硬くこわばってしまうことで、深い呼吸ができなくなる原因となります。

息を吐いたとき肺の中に残る空気の量を「機能的残気量」といい、これが多いと新しく吸える空気の量が減るので、「肺を十分に使えていない」ことになります。「機能的残気量」は、老いるほど増えていく傾向にあり、老いた肺ほど浅く速い(回数の多い)呼吸になる傾向があります。コロナ禍から長く続くマスク生活で、この傾向が特に強くなっている可能性が高いです。

老いた肺の速い呼吸は、呼吸に関連する脳の扁桃体(へんとうたい)を興奮させます。すると交感神経を通じて、心拍数上昇・血管収縮が起こります。その結果、血流が悪くなりコリや冷え症の原因と考えられるのです。

呼吸ひとつとっても、さまざまな症状に結びつく可能性が高く、呼吸を深く、回数を減らすことが大事、というお話をさせていただきました。

また機会があれば、今度はぜひ美深町に伺ってみたいです!
ありがとうございました。


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