【smaccが毎月1回発行している、ヨーガやマインドフルネスの健康法、薬膳やアーユルヴェーダ、季節のメニュー情報をお届けするニューズレターです】
smaccのセラピスト 佐高葵月代です。今年は季節の変わり目の寒暖差が大きいですね。紅葉は綺麗になりそうですが、身体は体温調整に大忙し! みなさん、お元気ですか?
今月は、冷えから緊張しがちな、肩の関節を緩める「ショルダー・ソケット・ローテーション(肩回し)」を行います。肩コリや猫背解消のほか、首や肩のコリが原因の鼻づまりにもお勧めの呼吸法です。適度に動かして血行を良くすることで、呼吸が楽になることがあります。この呼吸法は、立った状態でも、椅子に座ったままでもできます。
準備段階で、腕を片方ずつ上に伸ばす動きをしてみましょう。まず、腰に手を当てて、4本の指が当たっているところを確認します。息を吸って右腕を正面から耳の横まで真っすぐ上げて、高いところのものを取るように、先ほど指が当たっていた腰の部分から伸びるようにします。目線は指先が伸びる上を見上げるようにします。左右セットを1回として、10回ほど行います。
では、次のステップで肩関節を緩めましょう。
- 背筋を伸ばして、右手の指先を右肩につけます。
- 右肘で大きな円を描くようにして、下から上に回します。息を吸いながら上に上げ、真上まで来たら、いったん動きを止めて、息を吐きながら回し下ろします。
- 5回ほど回します。終わったら、右手を下ろして、左腕の感覚との違いを感じながら、1~2呼吸休みます。
- 左側も、同じように行います。
- 左右終わったら、両方同時に行います。両手の指先を、それぞれの肩につけ、最初は内回しで5回行い、1~2呼吸休んでから外回しで5回行います。
- 終わったら、両腕を下ろして、腕全体の感覚に意識を向けて、呼吸を整えつつ休みます。
※実習中は、背筋を伸ばした状態で行います。
※肩こりのひどい方は、無理せず、できる範囲で行います。
※身体の声に耳を傾け、自己責任のもとに行ってください。
Seasonal Food & Recipes
今月はそろそろ出回っている柿についてです。
八百屋やスーパーの店頭にも、鮮やかな色の柿が並び始めました。柿の薬膳効果としては、熱の除去、肺の乾燥を潤したり、喉や口の渇き予防、便秘や口内炎予防などがあります。昔から「柿が赤くなれば、医者が青くなる」と言われるほど栄養価が高く、柿に多く含まれるカリウムは塩分(ナトリウム)を排泄する役割があります。このことから、高血圧の予防にも効果があるとされます。
ビタミンCは柿1個で1日の必要量を、ほぼ摂取できるくらい含んでいるそうです。
柿は体を冷やす食材なので常温で食べるのがお勧め。固めの柿は細切りにして水菜と和えてサラダにします。ハーブの利いたドレッシングが合います。クリームチーズとの相性も良いので、食べやすい大きさに切り、黒コショウを少しふって食べるのも美味しいですよ。