【2月】お腹を動かす ― 冬の滞りを、ほどく

【smaccが毎月1回発行している、ヨーガやマインドフルネスの健康法、薬膳やアーユルヴェーダ、季節のメニュー情報をお届けするニューズレターです】

お正月が過ぎ、日常のリズムが戻ってきた2月。けれど、ふと鏡を見ると
「下っ腹が気になる」
「なんとなくお腹が重たい」
そんな声をよく耳にします。

実はこれ、とても自然なこと。
冬の寒さ、運動量の低下、食生活の変化が重なり、
お腹まわりは“滞り”をため込みやすい季節なのです。

なぜ2月は「お腹」が重たくなりやすいの?

お腹は、
・冷え
・緊張
・ストレス

の影響を受けやすい場所。
特に寒い時期は、無意識のうちに力が入り、
腸の動きも鈍くなりがちです。

「脂肪がついた」というより、
動いていない・巡っていない
そんな状態のことが多いのですね。

だから2月は、
「凹ませる」よりも
動かす・温める・ゆるめる
ことを大切にしていきましょう。

🧘‍♀️2月のヨガ:お腹を目覚めさせる4つのポーズ

今月は、お腹まわりにやさしく働きかける
4つのポーズを組み合わせて行います。

どれも、おなじみの動き。
寝たまま、座ったままでできるので、
無理なく取り組める流れです。

① 猫のポーズ

四つ這いになり、吐く息でお腹を軽く引き込みます。
背骨とお腹を連動させることで、
体の中心が温まり、感覚がはっきりしてきます。
「使うお腹」を思い出す時間です。

② ひざを立てた座位のねじり

ひざを立てて座り、上半身をやさしくねじります。
下腹部にほどよく力が入り、
お腹の内側が目覚めていくのを感じてみましょう。
呼吸とともに、腸をしぼるようなイメージで。

➂ 橋のポーズ

仰向けでひざを立て、
足で床を押しながらお尻を持ち上げます。
お腹と骨盤を支点に、
体の前側が大きく伸びていく感覚を味わいましょう。
使ったお腹に、温もりが広がっていきます。

④ ガス抜きのポーズ

仰向けで膝を胸に引き寄せ、
お腹をやさしく圧迫します。
内臓が刺激され、腸が目覚めていく感覚を味わいましょう。
まずはお腹に意識を向けるところから。

Seasonal Food & Recipes

今月のおすすめ食材は ごぼうです!

昔から、「ごぼうは腸のほうき」と呼ばれてきました。
ごぼうに豊富に含まれる食物繊維は、腸をやさしく刺激し、
内側にたまったものを動かす手助けをしてくれます。

薬膳の視点では、ごぼうは 気を巡らせ、身体を温める食材。
冷えやすいお腹や、張りやすい腸にも相性が良いとされています。

ごぼうの旬は、秋から冬(11月〜2月頃)

この時期のごぼうは、香りが高く、風味も豊かです。
一方、春から初夏(4月〜6月頃)に出回る「新ごぼう」は、
やわらかく、えぐみの少ない、やさしい味わいが特徴です。

写真は、ごぼうの花。
どこかアザミに似た、力強い姿をしていますね。

ごぼうは、花が咲く前に収穫されるのが一般的ですが、
そのまま畑に残しておくと、翌年の6月中旬以降に
このような花を咲かせるのだそうです。
そのため、種を取る目的以外では、
私たちが目にする機会はほとんどありません。

普段は土の中で、黙々と根を伸ばし、
人知れず力を蓄えているごぼう。
花の姿を知ると、
「腸のほうき」と呼ばれる理由も、
なんだか腑に落ちる気がしますね。

ところで、ごぼうの生産量日本一は、どこかわかりますか?
今回、調べてみて驚いたのですが、なんと1位は青森県が断トツ。
全体の37.6%も占めていました。
私は青森県出身なのですが、どうりで子どものころからよく食べていた野菜だと思いました。
2位は、茨城県で、9.9%、3位は北海道で、9.1%です。

よく噛むことも、大切なケア

ごぼう料理で意識したいのは、
よく噛むこと。

噛む動作は、腸を刺激するだけでなく、
自律神経にも働きかけます。

「噛む=腸と心を目覚めさせること」。
きんぴらや煮物、味噌汁など、
いつもの食卓に、ぜひ取り入れてみてください。

うちで良く作るのは、定番のお惣菜以外だと
フリッターや、フライにすることもあります。
太いものは軽く下茹でしてから揚げると
とても香ばしく仕上がります。

🌿2月は「春への準備期間」

2月は、まだ寒さの中にありますが、
身体は少しずつ春に向かって動き始めています。

この時期に大切なのは、
がんばって引き締めることよりも、
滞りをほどき、巡りを取り戻すこと。

ヨガでお腹を動かし、
ごぼうで腸を整える。
このシンプルな組み合わせが、
春を軽やかに迎える土台になります。

おわりに

「下っ腹が気になる」というサインは、
身体からの小さなメッセージ。

責めるのではなく、
そっと動かし、温め、整えてあげましょう。
2月は、凹ませる月ではなく、目覚めさせる月。

できるところだけ、つまみ食いしながら、
ご自身のペースで続けてみてくださいね。


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