smaccのヨーガ・セラピスト 佐高葵月代です。今年の札幌の蒸し暑さは、関東並みですね! ふだんは冷たい飲み物を摂らないようにしているのですが、アイスコーヒーを自宅で淹れるなど、珍しいことをしているこの頃です。
夜になっても気温や湿度が下がらず、そのため中途覚醒や早朝覚醒が増え、睡眠の質の変化も目立ちます。それにより、倦怠感や慢性疲労を感じている方もいらっしゃいます。 このような時には、背中や腰が緊張していることが多いものです。仰向けに横になって、腰のねじりをしてみると、意外と背中と腰が固いことに気がつくことがあります。
今月は、こんな疲れやコリや張りを和らげる「下向きの犬のポーズ」を行いましょう。全身を大きく伸ばすので、かなりリフレッシュできます! 犬が心地よく伸びをしているようなイメージで、力を抜いて行います。
背中や肩のこりが辛い時は、刺激を強く感じることもあるので、始める前に、タイガーブリージングで、背筋を柔軟にしておくことや、肩を緩める呼吸法などしてから行うようにしましょう。
- 1.四つんばいの姿勢(テーブルポーズ)になり、脚と手を肩幅に広げ、腕と太ももを床に対して垂直な状態にする。
- 両手を少し前に移動し、両足のつま先を立てる。
- 息を吐きながら、ゆっくりと膝を床から持ち上げ、腰を十分に伸ばしながら、お尻を上げて全身で三角形を作る。
- 首は腕の間に入れておく。
- 腰を心地ちよく伸ばしたまま、片足ずつかかとをマットにつけるように、ゆっくりと足踏みをする。
- アキレス腱とふくらはぎが心地よく伸びてきたら、できる範囲で両かかとをマットにつけて、手に重心をかけて安定した状態を作る。
- 首と肩の力を抜き、5呼吸ほどリラックスする。
- ポーズを終える時は、息を吐きながら膝をゆっくりマットにつけて、テーブルポーズに戻してから、仰向けのリラックスのポーズで、十分休息すること。
【心地よく行うポイント】
※このポーズを始める前に、呼吸法で身体の緊張をチェックしたり、腰や股関節を緩めるポーズを行うと、身体への負担が少なくなります。
※身体で三角形を作る時は、脚と腕の間隔を調整して、安定する位置を見つけてください。
※かかとは無理にマットにつけなくても良いので、腰を楽にすることを優先してください。
※血圧の高い方は、無理をしないでくださいね。
※いかなるヨーガの呼吸法やアーサナ(ポーズ)も、自己責任のもとに行ってください。満腹時、飲酒時、心拍数が高い時(入浴直後等)、高熱のある時はしないでください。
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