※この記事は、ヨーガ・セラピーのセッションを受けている方に毎月配布しているニューズレターのコラムの拡張版です。旬の食材の紹介や、ヨーガやアーユルヴェーダのことなど、徒然に書いています。
smaccのヨーガ・セラピスト 佐高 葵月代です。
先日、研修講師として十勝方面に出張してきました。
紅葉はもう終わりかけでしたが、赤や黄色の街路樹に日差しが反射して、景色の輝度がグンと上がっているような感じがします。
これから、枯葉が舞い始めると、風も冷たく感じます。
寒くなり始めの今こそ、身体の冷えに注意して風邪をひかないよう気をつけましょう。今月は、足元の血行を良くして、むくみの防止にもなる「アンクル・ベンディング」という足首を緩める呼吸法をご紹介します。
ふくらはぎの血行を良くするので、足が冷えて寝付けない方には就寝前の実習がお勧めです。普段の呼吸より、ゆっくり行うことを意識してみましょう。
※めまいや、身体のしびれを感じた時はすぐに止めてください。身体と相談しながら行い、自己責任のもと、実習してください。
※いかなるヨーガの呼吸法も、満腹時、飲酒時、心拍数が高い時(入浴直後等)、高熱のある時はしないでください。
【アンクル・ベンディング】
1.仰向けで楽な姿勢になります。
2.息を吸いながら、足首を手前に立ててきます。この時、ふくらはぎが十分に伸びるのを意識してください。
3.息を吸いきったら、ゆっくり息を吐きながら、つま先を遠くに伸ばすようたおします。この時、足の甲とすねが一直線に伸びるのを感じてみます。
4.以上をワンセットとして、10セット行います。
5.終わったら全身の力を抜いて、血流の変化や足の感覚に意識を向けてみてください。
そして朝一番の冷え対策には、やはり白湯がお勧めです。白湯の摂り方は、8月号のヨーガ・カレンダーをご覧ください。朝の白湯はストレートで飲むのがお勧めですが、日中は刻み生姜と黒糖を入れた、ホット生姜白湯も身体を温めます。
生姜は温め食材として手軽に摂れる身近な食材ですが、古くから漢方にも用いられるほど、薬効成分が高いので、体質によって摂り方や量を加減することも大事です。冬でも汗かきなほど暑がりの方や、高熱のある時には控えたほうが良い食材です。
また、生の生姜は刺激が強いので、胃の弱い方や潰瘍のある方は量に気をつけましょう。加熱するとショウガオールという成分が温め効果となります。また、ショウガオールは抗酸化作用が高く、抗がん性があるとも言われています。アメリカ国立がん研究所が定めた「がん予防が期待できる食材」にも選ばれています。体調や好みに合わせて、上手に利用して寒さ対策に役立ててくださいね!
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