smacc代表の佐高です。今日は本のレビューです。
先日東京へ出張した折に、アドラー心理学の師匠である岩井俊憲先生の会社にお邪魔させていただきました。ちょうど、新刊が出たばかりで、書店に並ぶ前にゲットでき、たいへんラッキーでした。
今回の内容は、一見ビジネス書のようにも見えるのですが、ちゃんとアドラー心理学のエッセンスを随所に盛り込んでいて、アドラー好きは思わずニヤリとする内容、初めての方には、とっつきやすい内容です。岩井先生の講義のネタもところどころに見つけ、嬉しくなります。
岩井先生は、素材(アドラー心理学)の良さを十分にわかっているからこそ、いかような料理にも調理できるシェフのような方です。
見開きで左ページにはわかりやすい説明文、右ページにはイラスト入りの解説で、ビジュアルでもひとめでポイントやコツがわかるようになっており、印象に残る構成です。
全編に師匠の勇気づけの想いがこもっています。私も自分のアドラーの講座でよくお話しする「自分自身の勇気づけ」についても、わかりやすく書かれていました(96ページ)。一部引用します。
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自分自身を勇気づける3つの方法
(1)毎日をプラスの日々に塗る
(2)勇気づける人としっかりつき合う
(3)言葉とイメージと行動をプラスで満たす
(中略)
「勇気づけ」る人というのは、あなた自身が一緒にいて充実感が出て活力がわいてくる人です。
(中略)
言葉とイメージと行動を、マイナスの要因によって侵略させることなく、プラスの言葉遣いをし、プラスのイメージを使い、行動も積極的であるようにコントロールすることです。
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とあります。今年日本でも流行した哲学家のアランの名言にも、「悲観主義は感情で、楽観主義は意志の力による」とあり、積極的に自分の意思でプラスに持っていくことが大事、そしてそれが自分自身の勇気づけに繋がると、強く実感しています。
そして、勇気づける人と一緒にいるだけで、前向きなパワーを培います。惰性での付き合いが意外と多いと思われる方は、その方たちが勇気づける人かどうか、よーく見てみましょう!
『図解 伝わる!ように「話せる力」』 (アスカビジネス)は、ビジネスではもちろんのこと、身近な人間関係にすぐに応用できるコミュニケーションのコツが満載です。ぜひ、お勧めします!
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