聴く耳を持つということ

アドラー心理学研究会/smacc代表の佐高 葵月代です。
私よりもふた回り年上の人生の大先輩のSさんが、傾聴ボランティア養成講座を東京で開催していて、9年たったとメールがありました。

20年近いお付き合いをさせていただく中で、Sさんが凄いのは「ブレない」ところです。
傾聴やカウンセリング、スピリチュアル、心理学など幅広い知識をお持ちですが、自分がそれらと関わる態度については、一貫しているのです。 Sさんの言葉の中に次のようなものがありました。
※本人の許可を得て転載。

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傾聴という行為を約20年続けて、あるカウンセラーから「傾聴しているだけでは、解決しない」と言われたこともありましたが、私は傾聴という行為は、何かを解決するために行うのではないという思いを持って続けてきました。

今もその思いは変わっていません。体験上から言えばお聴きすることを続けると、何か変化が起きるということ、話し手の内で何か納得してしまう、解決してしまうという現象が起きることが結構あるのですね。

問題を見つけて解決しようなどと考えなくても、話すことによって話し手の内で整理され解決してしまうことが起きるようです。アドバイスなどしなくても、話しを聞いていただいて、すっきりしましたと言われたことも数多くあります。

ただ私は話し手の傍にいて、話し手の目線と同じ方向を見るように、お話しをお聴きするという姿勢は持ち続けています。

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Sさんと話していて気づくのは、沈黙が辛くないことです。
たまに、一緒に居て沈黙が続くとしんどい人って、いませんか?
緊張感や気まずさがそこには存在しているようです。

ところがSさんは、むしろ沈黙を共有しているのが心地よい人なのです。
それは、「いつでも好きな時に話し始めていいよ、ここで聴く準備はできているからね」という優しい態度だと感じます。
これは、明らかに長年培われたスキルだと思いました。
とても勇気づけの態度に溢れていますね。

勇気づけを心がけることのひとつに「傾聴」があります。
話したい欲求を抑えつつ、相手の話しにしっかりと向き合うというのは、難しいことかもしれませんが、心がけ次第でSさんのような雰囲気を作り出せると思うと、何年かかっても磨きたい技術です。

私が札幌に移住してからは、会う機会が減ってしまいましたが、月に1度ぐらい電話で話しても、その心地よい沈黙は訪れます。
電話でも変わらずに作り出せることに、感動すら覚えます。
見習いたい勇気づけの態度、ご本人の許可を得て、ご紹介させていただきました。

※写真は、以前Sさんからいただいた河津桜です。北海道にも、春はもうすぐですね。


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