【12月】蓮の花の呼吸法で上半身を温めよう

smaccのヨーガ・セラピスト 佐高葵月代です。12月になって、今季初の雪かきをしました。札幌でこれほど積雪が遅いのは、初記録だそうです。まだコロナ禍ではありますが、今年は大通公園のイルミネーションやクリスマス市も開催されていて、少しずつ札幌の冬らしさを取り戻しているような気がしています。

今月は寒さで凍えてしまいそうな上半身の緊張を取り、肩回りを緩めて血流を良くする「蓮の花の呼吸法」を行います。ヨーガのクラスでは、ウォームアップに必ず行うポーズです。腕を大きく動かすので、冷えた肩回りの血流を良くするのに最適です。四十肩や五十肩の予防にもなりますよ! 呼吸に合わせて動かしながら、蓮の花のつぼみが開くようなイメージをしてみましょう。目を閉じて行うと、身体の感覚を感じやすくなりますが、ふらつきがある方は、椅子に座って行ってもよいでしょう。

  1. 立位、または椅子に座って背筋を伸ばします。
  2. 胸の前で合掌します。
  3. 息を吸いながら、合掌の手を頭の上まであげて行きます。胸を引き上げるように、しっかりと上方向に伸ばします。
  4. 息を吐きながら、ゆっくりと手を横に水平になるまで広げていきます。手のひらは上方向に向けて。
  5. 息を吸いながら、親指から指をゆっくりと折り曲げて、拳を作ります。
  6. 息を吐きながら、親指を手前に腕全体をねじり、5呼吸キープ。
  7. 息を吸いながら手首を返し、息を吐きながら、小指からゆっくりと開いてきます。
  8. 息を吸いながら、腕を頭の上に上げて、合掌します。
  9. 息を吐きながら、合掌の手を胸の位置までゆっくりとおろします。
  10. 肩の力を抜いて、一呼吸ついたら、手を下ろして両腕は体のわきで脱力して休みます。
  11. 血流の変化、腕の感覚に意識を向けながら、5呼吸休みます。
  12. 以上を呼吸に合わせて2セット行います。
  13. 終わったら、立位の場合は立位のリラックスのポーズ(山のポーズ)で休みます。椅子に座って行っている方は、そのまま楽な姿勢で休みます。腕を血液が流れる感覚に意識を向けてみましょう。

※腕や肩が痛い方は無理をしないでください。
※身体の声に耳を傾け、自己責任のもとに行ってください。

Seasonal Food & Recipes

今月の旬の食材はニンジンです。ニンジンは1年中出回っていますが、旬は秋から冬にかけて。冷たい空気を好むことから、生産量では北海道が第1位で全体の30%以上を占めています! 続いて2位「千葉県」、3位「徳島県」となります。(2022年8月31日に農林水産省より公開された2021年産の収穫量調査による)

ニンジンは栄養価も高く、各家庭でさまざまなレシピで食べられていると思います。我が家でも、沖縄料理の定番「シリシリ」や、レモンのしぼり汁を使い、レーズンを入れるサラダ「ラペ」や、インド料理の「サブジ」などをよく作ります。

アーユルヴェーダでは、加熱したニンジンはドーシャを安定させるので推奨されています。生のニンジンは、ヴァータとピッタを上げるので、体質により摂りすぎにはご注意くださいね。薬膳では、ニンジンは消化を助け、胃腸を整えるとされています。胃腸の疲れや食欲不振などには、スープにして摂るのもいいでしょう。

今月は、冬の定番の「クコの実入り薬膳なます」のご紹介です。

クコの実入りなます

クコの実を入れるのが薬膳ポイントです。ハチミツを使うと、甘さがスッキリします。ポイントとしては、

  • お酢の代わりに梅干しを漬けた時に出る「白梅酢」を使う(なければ、リンゴ酢がおすすめ)
  • 砂糖の代わりにハチミツを使う
  • 細かく刻んだ梅干しを入れる
  • クコの実を入れること
  • 漬ける入れ物はジッパー付きビニール袋

です。ニンジンのシリシリ器(スライサー)を使うと楽にできますね。お正月には欠かせない、サラダ感覚の「なます」をぜひお試しくださいね。

以前このレシピを載せた記事はこちらです。よろしければ、ご一読ください。


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