アドラー心理学研究会Plus代表の佐高葵月代です。10月21日(土)と22日(日・ZOOM)、第126回アドラー心理学研究会を開催しました。今回は、当会が今年10周年を迎えた記念として、ワールドカフェを4年ぶりに開催しました。テーマは「未来へつなぐ!勇気とコンパッション ~なぜ勇気づけが必要なのか?~」です。ワールドカフェは、グループを作り、数回席替えをして多くのメンバーと対話するグループワークのひとつです。同じテーマについて、たくさん聴き、語ることで、とても活気に満ちた時間になります。同じテーマでも、視点や意見が異なることで、自分のライフスタイルが刺激され、視野が広がることさえあります。
リアル開催では、今回は4人1テーブルを作り、テーブルには模造紙を貼り、そこに気づいたこと、質問やアイデアを思いつくままに自由にたくさん書いていただきます。下記は、その一例となります。
たくさんの言葉が会場に満ちて、私もたいへん刺激を受けました。中でも、近年学んでいるマインドフルネスのことに触れる方も多く、「勇気が必要なのは、自分が心身ともに健康に生きるため」という意見を何度も耳にしました。
2時間以上があっという間に過ぎ、研究会終了後は記念食事会へ。全国パエリア選手権優勝のシェフがいるというスペイン料理のお店です。数年ぶりに再会するメンバーもいて、記念誌片手に昔話にも花が咲きました。会場に来られなかったメンバーからは、サプライズの花束が届き、嬉し涙が止まりませんでした。
10年はあっという間だったような気がしますが、楽しい仲間と学べることがモチベーションとなり続けてこられました。これからも、楽しんで共同体感覚あふれる場にしたいと思います。10周年記念誌のテーマは「勇気とコンパッションの種を蒔く共同体」です。ひとりひとりが、そのように過ごせていければいいなと思います。みなさま、どうぞこれからもアドラー心理学研究会Plusをよろしくお願いいたします。
次回のテーマは「コタツから脱出するには? アドラー心理学とマインドフルネスで読み解く『コンフォートゾーン』」です。ぬるま湯的な生活や、居心地の良いところからは動きたくないこともあります。何かにチャレンジするための「あと一歩」に踏み出すには? アドラー心理学とマインドフルネスの視点から解説し、グループワークで理解を深めましょう。
日程は11月18日(土・交流プラザ)、11月19日(日・ZOOM)です。
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