【4月】胃腸の調子を整える春!

smaccのセラピスト 佐高葵月代です。雪解けが一気に進みましたね! 皆さんお元気ですか?
ご心配をおかけした1月24日に骨折をした私の右手首ですが、3月18日をもって完治とされ、治療が終わりました。ヨーガを日常的にしていることもあり、通院でのリハビリも不要とのことでした。予定より早く治療が終了しました。

念のために測ってもらった骨密度が、なんと30代並とのことで大喜びの私!!(笑)。今回の骨折は当たりが悪かっただけで、骨がスカスカだったわけではないことがわかり、何だかホッとしました。若いのは骨だけではなく、気力も体力も若々しく保ちたいです!

春になって、冬にため込んだ余分なエネルギーをデトックスする季節がやってきました。春は苦みのあるものを食事に摂り入れると良いとされます。この時期は自律神経が乱れることから、食欲不振の症状が出ることもあります。今月は「気」を整えるヨーガのポーズを提案します。

アーユルヴェーダ(インドの伝統医学)も東洋医学も「気」に関しては不思議なことに似ている部分が多いのです。アーユルヴェーダでは、母親のお腹の中で8滴のオージャス(元気の素)が送り込まれることで、心臓が動き始めて、死ぬまでその素を使って生きると言われています。これが先天的なオージャスです。後天的なオージャスは、私たちが日々の食事や睡眠に気を付けたり、呼吸法やヨーガをしたりと、自分を大切に生活することで増えていくエネルギーです。自分の体質に合った食べ物を摂ることで良いエネルギーになると言われています。元気や食欲がなくなったり、気分がすぐれないときは「オージャスが足りていない」というような言い方をします。

ヨーガでは、これと似たようなエネルギーを「プラーナ」と言います。「生命エネルギー」、「活力」、「生命素」を意味し、見えざるエネルギーのことを指します。呼吸法やヨーガのポーズを実践することで、心身の詰まりを取り除き、血液や体液や気が巡り、バランスを調整していると言われています。

一方、東洋医学において「気」とは、体を動かすための根本的なエネルギーのことをいいます。「気」は体を動かすためのエネルギー源で、「やる気」や「元気」など活動するためのエネルギーを指したりもします。東洋医学でも、両親から与えられ生まれながらにもっている「先天の気」と、生まれた後の食べ物や飲み物を摂取することで作られる「後天の気」の2種類があります。後天の気は「水穀(すいこく)の気」と、呼吸によって取り込まれる空気から作られる「清気」の2つが合わさることで作られます。

こうしてみると古今東西、呼吸と食事は古来から生きるためのエネルギーとされていることが興味深いですね。食欲はあり過ぎても、なさ過ぎても心身のバランスを崩します。胃腸の調子を整えて、春のエネルギーを取り込みましょう!

今月は、食欲不振や胃腸の不調の解消が期待できる、背中の曲げ伸ばし「タイガー・ブリージング(猫のポーズ)」を丁寧に行います。このポーズは、背中の緊張やストレスによる胃部の不快感を取り去る呼吸法です。不安な気持ちが強い時や、イライラする時にもお勧めです。ポイントは、起点にするのは常に尾てい骨であること。背骨を曲げる時、尾てい骨から順番に首に向かって背中を丸めます。背中をそらすときも、尾てい骨から首に向かって、ゆっくり丁寧にそらせます。

頭を腕と腕の間に入れて息を吐ききった時から、吸う息に切り替わるわずかな瞬間に意識をむけます。背中は高く突き上げるイメージで。息を吸う時は、最後に亀が甲羅から頭を出すように、ゆっくりと首をもたげていきます。背中は緩やかにそらすようにして、お腹の中心が伸びているのを感じます。

  1. 四つん這いになります。膝と膝の間は腰幅にあけて、手首が肩の真下にくるように。10本の指はしっかり開いて身体を支えます。足の指は立てず、目を閉じます。
  2. 息を吐きながら、尾てい骨からゆっくりと動かしながら背中を丸めます。この時、尾骨を下に下げるようにしてお腹をへこませていくと、楽にできます。最後に頭を腕と腕の間に入れて、天井を突き上げるように。ここで5呼吸キープします。
  3. 息を吐ききったら、今度は息を吸いながら、尾てい骨からゆっくりと動かしながら、背中を反らせ目線を正面からやや斜め上の方に向けていきます。この時は、尾骨を天井の方に押し上げるイメージをします。ここで5呼吸キープします。
  4. この動作をワンセットとして、5~10セット程度行います。普段よりゆっくりとした呼吸を意識して行うので、動くときは途中で息継ぎをしてください。
  5. 終わったら仰向けになり、十分休息します。呼吸や身体の内側の変化を静かに感じてみましょう。

※首が痛い場合は、【3】の時に無理に顔を上げようとしないように。
※腰痛や胃痛がひどいときは行わないでください。
※身体の声に耳を傾け、自己責任のもとに行ってください。

Seasonal Food & Recipes

今月は薬膳からみた、春にお勧めの食材です。

写真は北寄貝(ホッキ貝)のお刺身です。北海道に住んでから大好きになった貝のひとつ。自分でおろして刺身にします。生はもちろん、炊き込みご飯や天ぷら、カレーに入れても最高のだしが出ます。春に出始めるとワクワクします!

今月は、代謝を高める食材の提案です。陽気が上昇するとき、草木が勢いよく芽吹き、私たちの身体も新陳代謝が活発になります。この時、新しい細胞形成をコントロールするのが肝臓です。薬膳による春の食養生のポイントは、「気」と「血」の巡りを活性化させること。薬膳では「養陰補肝(よういんほかん)」といって、肝機能を高めるメニューを重要視します。この上昇するエネルギーをサポートする食材と食べ方を工夫しましょう。味のバランスは「辛味+苦味」を基本に、「甘味+少量の酸味」を意識してみるのがお勧め。肝臓の働きを高める酸味や、新陳代謝の働きを良くする苦みを含む食材を積極的に摂りましょう。

今が旬のアサリやホッキ貝は、軽く蒸し煮にして仕上げにニラを加えて滋養強壮スープにしても良し。菜の花やニラを辛子和えにするのもいいですね。山菜はデトックスを促し、新陳代謝を良くする食材です。あくを抜いたり熱を加えると、苦みや渋みが和らぐので、天ぷらや、サッと湯がいて酢の物にするのも良いですね。フキノトウや菜の花、うどなどに含まれている苦味や渋味は「植物性アルカロイド」という成分で、デトックス効果があります。

みつ葉やフキ、シソ、パクチーなどの香りの強いものも、メニューに少し加えてみましょう。シソやバジルは、血行を良くし、発汗作用があるほか、咳を鎮めたり、鎮痛作用もあります。香りに含まれるペリルアルデヒドには安眠効果もあるので、お休み前のハーブティーにするのも良いでしょう。

種類が豊富なイチゴ、中華食材コーナーでおなじみのクコの実、プルーン、黒ゴマなども、肝機能の働きを助けます。イチゴはそのままでももちろんですが、アボカドとあわせてサラダにするのもお勧めです。少し酸味のきいたドレッシングが甘さを引き立てます。アボカドには水溶性食物繊維と、腸のぜん動運動を促す不溶性食物繊維もバランスよく含まれているので、便秘の解消にも最適です。肝臓の解毒作用を高めてくれる成分「グルタチオン」は、アボカドの中に豊富に含まれています。毒素の75%は便から出るので、毒素を排泄して腸内環境を整えましょう。いずれの食材も、偏り過ぎずバランスよく美味しく食べて、春を満喫しましょうね!


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