【11月】背中を緩めて呼吸を楽に


【smaccが毎月1回発行している、ヨーガやマインドフルネスの健康法、薬膳やアーユルヴェーダ、季節のメニュー情報をお届けするニューズレターです】

こんにちは、smaccのセラピスト、佐高葵月代です。11月、空気がいっそう冷たくなり、雪の気配に肩がすくみがちになります。
知らないうちに、背中や首まわりの筋肉が守りの姿勢をとってしまう時期でもあります。みなさん、お元気ですか?

背中に緊張を感じるときは、呼吸と一緒に背骨をゆっくり動かしてみましょう。小さな“動きのゆるみ”が安心のスイッチになります。背骨は心の通り道とも言われます。

深く呼吸できる背骨のしなやかさが戻ってくると、副交感神経が働き、心にも温かさが少しずつ戻ってきます。
背中の緊張がほぐれると、息苦しさや不安感の軽減にもなりますよ。

今月は、椅子や床でできる「座位のキャット&カウ」を実習しましょう。

★座位のキャット&カウ★

  1. 椅子に座るか、床に長座になります。
  2. キャット(背中を丸める):吐く息で、尾てい骨から背骨を丸めていきます。背中を後ろに突き出し、おへそをのぞくように。肩は自然に内側にすべり、手は軽く腿の上か膝の上に置きます。
  3. カウ(背中をそらす):吸う息で、尾てい骨から背中をそらせます。胸を少しだけ前へ出すようにして、肩甲骨が背中の真ん中に寄ってくるイメージ。目線は正面~少し上へ。
  4. 2と3をワンセットとして、5~10回ほど繰り返します。

※呼吸と背骨の波をつなげるように、緩やかに動きましょう。
※無理に大きく動こうとしなくて大丈夫です。
※どのポーズも、身体の声を聴きながら無理をしないよう行ってください。

Seasonal Food & Recipes

今月は私の故郷のスーパースターともいえる果物、りんごのご紹介です!

私は出身が青森市なので、1年中、何かにつけてりんごが食卓に登場しました。ポテトサラダやマカロニサラダにも、必ずりんごが入っていました。子どもの頃は風邪をひいて熱を出すと、母がすりおろしたりんごを食べさせてくれたのを思い出します。

2024年産りんご生産量都道府県別ランキングでは、
1位:青森県(370,500トン)、2位:長野県(106,400トン)、3位:岩手県(36,700トン)です。
青森県だけで、全生産量の6割を占めているとのこと。

実家の近くにはりんご園があって、春には可憐な白い花が咲き、秋には収穫前の真っ赤なりんごが木にたわわになっている風景が大好きでした。懐かしい!

りんごは薬膳で、気と消化をととのえる果物と言われています。季節の変わり目に多い「何となく胃が重い…」感じをサポートしてくれます。ペクチンが腸の環境を整え、セルロースが便通を助けるので、食物繊維のW効果でお腹が整います。

また、リンゴポリフェノールは血流を良くし、冷えの季節に心強いですね。りんごの香りには、ストレスホルモンのコルチゾールを下げるという研究もあります。りんごは、温めると薬膳効果がUPします。

胃腸が弱っている時は、生食よりもレンチンで簡単にできるコンポートが安心です。シナモンを少々足すことで、身体が芯からポカポカに!
サツマイモと合わせて、「りんごきんとん」も寒い日のおやつにお勧めです。

🍎🍠 りんごきんとん(2~3人分)

【材料】

さつまいも…中1本(200~250g目安)
りんご…1/2個
砂糖…大さじ1〜2
レモン汁…小さじ1
ほんの少しの塩(甘さを引き立てる隠し味)
あればバター少々 or シナモン少し 🍂(お好みで)

【作り方】

  1. さつまいもは皮をむいて輪切りにして、水に10分さらす。
  2. 電子レンジ600wで5~6分、または茹でて柔らかくする。
  3. 温かいうちにフォークかマッシャーでつぶす。
  4. りんごは皮ごと小さめの角切りにして、レンジ600wで1分~1分半または鍋で軽く蒸し煮にする。
  5. レモン汁と砂糖を1/2量混ぜておく。
  6. つぶしたさつまいもに、残りの砂糖+塩ひとつまみ入れ、りんごを加えてざっくり混ぜる。りんごの形が少し残るのが美味です💕
  7. お好みでバターひとかけ、またはシナモン少し振る。

🌿ワンポイント

  • さつまいもの甘さで砂糖は調整してください。
  • 冷えると味がなじんでさらに美味しくなります!
  • 胃腸が弱い人には、温かいままがお勧めです。

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