※この記事は、ヨーガ・セラピーのセッションを受けている方に毎月配布しているニューズレターのコラムの拡張版です。旬の食材の紹介や、ヨーガのことなど徒然に書いています。
札幌も暑くなってきましたね。湿度が高く寝苦しい日が続くと、寝苦しく寝不足になったり、体力も落ちてきがちです。暑い時期にむくまない体づくりをしておくと、秋口に風邪をひきにくくなります。
さて、この時期は、毎年ワクワクする季節。
梅干しや梅酒、梅味噌や梅びしおなどの調味料、梅シロップ、梅ジャムなど、梅を使った保存食を仕込んだり作る作業を総称して「梅仕事」といいます。今の時期にまとめて作り置きをして、1年中食べられるようにします。なので、我が家の冷蔵庫は梅食品でいっぱい!
※梅びしおは、砂糖を入れない梅干しのジャムのようなもの。カチカチになった梅干しや、しょっぱすぎる梅干しなどを利用できるので便利です。折を見て、作り方もブログにUPしますね。
日本では古来から健康食としてなじみの深い梅には、クエン酸とリンゴ酸が含まれるため、独特の酸味が特徴です。クエン酸は胃腸の働きを促し、食欲増進のほか、殺菌作用、疲労回復作用などがあります。夏は特にお弁当にもひと粒入れておきたいですね。
ご飯の上にそのままポン、でもいいですが、刻んだ梅干しをご飯に混ぜ込んで、梅ご飯にするのもサッパリしておいしいですよ。
また、梅はビタミン類も含んでいるので、風邪や二日酔いにも効果があると言われています。風邪をひくと、よくお粥に梅干しを入れて食べませんでしたか?
夏は、食事と一緒に塩分が取れる、便利な食材です。肉や魚でスタミナ補給もいいですが、小さなマルチプレイヤーの梅を上手に摂ることで、夏バテ知らずの体を作りましょう!
【梅シロップの作り方】
今が旬の梅を使って、自家製の梅シロップを作ってみましょう!
分量は梅と砂糖が1:1の割合です。梅1キロだと、砂糖も1キロ使います。
1.梅は洗って水けをふき、へた(へそのゴマみたいな部分)をつまようじで取ります。
2.梅にフォークなどで穴を開けます。梅の上に砂糖をまぶし、涼しく暗い所で保管します。
コツは数回に分けて砂糖を入れること。漬けこんだ日から2日おきに4回に分けて砂糖を入れて、その都度よくかき混ぜ、溶かします。これは、一度に砂糖を入れると、アルコール化してしまうのを避けるためです。
3.すっかり砂糖が溶けたら、梅を取りだしてシロップを鍋に入れて15分ほどごく弱火で煮詰めます。火にかけることで、発酵防止と殺菌効果があります。
4.冷めたら冷蔵庫で保存します。ソーダで割ったり、かき氷のシロップにもおすすめ。
※取りだした梅は、そのままでも食べられますが、梅ジャムにすることもできます!
梅がひたひたになるぐらいの水を注ぎ、梅の半分ほどの重量の砂糖を加えて、とろけるまで木べらでかき混ぜながら煮詰めて行きます。種は取り外します。
小分けにして冷凍するのも可。
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