smaccのヨーガ・セラピスト 佐高 葵月代です。北海道とは思えぬ湿度と暑さが続きます。みなさん、体調を崩していませんか? のど越しの良い飲み物が欲しくなる季節ですが、糖分の摂りすぎと、冷やしすぎには要注意です。
今月は、夏場の体調を整えるショウガの使い方をご紹介します。生のショウガは抗酸化作用があり、老化やがん、生活習慣病などを予防し、免疫力を上げたり、コレステロール値を下げる効果が期待されます。
中国には「冬に大根を食べ、夏に生姜を食せば医者いらず」ということわざまであるくらいです。ショウガは陽を活発にするので、朝食に適しています。アーユルヴェーダでは、食欲のない時や、消化力が落ちている時は、すりおろしたショウガに岩塩少々とレモン汁を混ぜたものを、ティースプーン1/2杯ぐらいを食前に摂ると良いとされています。
新ショウガが手に入ったら、自家製のガリを作るのもお勧めです。繊維を断ち切るように薄切りにして、塩とお酢、砂糖かハチミツでお好みの甘さにして、冷蔵庫で味をなじませます。2日目ぐらいからが食べごろです。サラダに入れたり、いなり寿司の具にもいいですね。
内側から腸を調えたら、今度はヨーガのポーズで腸を活性化させましょう。今月のポーズは、アイソメトリックな力を加えた「ガス抜きのポーズ」です。便秘気味の時や、お腹にガスが溜まっている時など、腸の働きを促進します。
- 仰向けになって両足をそろえ、腕は身体の脇に伏せます。
- 右ひざを立てて、息を吸いながら、右ひざを両手で抱え込み、胸に近づけて引き寄せます。
- この状態で手と足を引きあい、さらに足首を曲げてつま先を自分の方に向けて、5呼吸数えます。股関節や膝に痛みを感じる時は、力を緩めてください。
- 次に、力を加えたまま、息を吸いながら上体を起こして鼻を膝に近づけて、5呼吸キープします。
※首が辛い方は無理をせずに早めに頭をマットに戻します。 - 頭をマットに下ろしてから、力を足首をゆるめ、足を伸ばす。
- 6.リラックスのポーズで5呼吸休んで、左側も同様に行う。
- 7.左右を1ラウンドとして、3ラウンド行う。
終わったら、緊張と弛緩を繰り返した感覚を味わいながら、リラックスのポーズで十分休息します。
※呼吸は浅くても良いので、止めないよう気を付けてください。
※いかなるヨーガの呼吸法やアーサナ(ポーズ)も、決して無理をせず、自己責任のもとに行ってください。
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