smaccのヨーガ療法士 佐高葵月代です。いよいよ2月になり、雪まつりの時期になると寒さも極みの時期です。そして今シーズンは、例年よりも早く強烈なインフルエンザが流行するという心配な傾向もあります。インフルエンザが治ったのに、あるいは風邪でもないのに、何となく元気が出ないということはありませんか?
今回は、インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」の中で、元気の素とされる「オージャス」についてお話しします。活き活きしている人には輝きがありますよね。それは私たちの身体の中に備わっている、活力や生命力をつかさどる生命エネルギーだと思っていただくとわかりやすいでしょう。
オージャスには2種類あります。ひとつは、一生もののオージャスです。生まれる前、母体で受精卵が細胞分裂して20日目ぐらいに小さな心臓ができ、そこに母体から8適のオージャスが入り、心臓が動き始めるというものす。
ふたつめは、日々の暮らしで増やしていけるオージャスです。オージャスの増やし方は、毎日の生活にちょっと工夫をするだけのもので、意外と簡単にできます。例えば、瞑想をしたり、出来立ての心のこもったおいしい食べ物を食べたり、オイルマッサージをするなどが挙げられます。
オージャスが減ると元気が無くなり、うまくいかないことが増えたり、自分のことが嫌いになったりします。反対に、オージャスが増えると、やる気が出たり、体調も良いと感じ、肌や瞳の輝き、話し方にも張りが出てきます。
必要なものが栄養として身体に入るとオージャスになるので、食べたものがきちんと消化され、余分なものを溜めこまないようにすることも大事です。過度な喫煙や飲酒、怒りや悲しみなどの否定的な感情は、オージャスを減らします。
オージャスの特性として、心身のバランスを整え、免疫力を上げる、喜び・滋養・体力が増すなどがあります。
疲れてきたな~と感じたら、オージャスが減っているサインだと思って、身体と心を休める習慣を付けると良いでしょう。栄養ドリンクや高級な化粧品で肌荒れの対処をしていても、生活習慣がオージャスを減らすままだと、元気の貯金が減っていきます。オージャスを増やして、寒い冬を元気に乗り越えましょう!
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