アドラー心理学研究会 第69回勉強会

190119_02アドラー心理学研究会代表の佐高葵月代です。
1月19日(土)第69回アドラー心理学研究会を無事に終了しました。22名参加、初参加1名でした。ご参加いただいたみなさん、設営準備と受付にご協力いただいたメンバーのみなさん、ありがとうございました。

今回は今年初の開催なので、今年の年間テーマ「どんな未来を創ろうか?~ライフスタイルを見直して変えていく~」を語る会にしました。

未来・・・という視点は「未来志向」で目的論に通じますし、創造するということで前向きな力を生むテーマかと感じています。

アドラー自身も、『人生の意味の心理学』で「人間のすべての創作活動の背後にあるのは、優越を求める努力であり、それは、われわれの文化に加えられるすべての貢献の源泉である。人間生活の全体は、こういう活動の太い線に沿って-下から上へ、マイナスからプラスへ、敗北から勝利へと-進行するのである」と、実に勇気づけられる言葉を残しています。

そしてサブテーマである「ライフスタイルを見直して変えていく」ことで、自分の成長を促したり、古い固定観念に気づいたり、手放したりできる1年になるかもしれません。

今年1年を通してライフスタイルを学ぶことで、昨年の大きなテーマだった共同体感覚へ、さらに接近できる方も増えると思います。なぜなら、何を信じるかを決めるライフスタイルは、自分のこだわりそのものであり、それが今ある自分を構築してきていることから、自尊心や他者に対する信頼感にも関わるからです。

自分についての見方(自己概念)、自分のまわりにある世界についての見方(世界像)、自分が「こうあるべき」という目標の姿あるいは状態(理想像)で構成されているライフスタイルを見直すことで、「らしくない自分」に出会うこともあるかもしれません。でも、私はこの「違和感」こそ大切にすべきだと思うのです。自分に対して「あれ?」と感じた時、私たちは別の可能性へ広がるエッジに立っているのかもしれません。

一歩外へ踏み出すか、一歩後ずさりするかは、その時の自分が決めることです。

今回は、「私ってどんな人?」というワークを通して、モノ、人、事 との関わり合いから、自分をイメージしてみました。それに対して、グループのメンバーから開かれた質問を受けることで、自分がどんな目的をもって、ある行動を続けているのか、モノを収集しているのか…など見つめなおしてみました。中には、「え~、今さら目的を聞かれたって…」と20年以上続けている行動が当たり前になりすぎている方も何人かいらっしゃいました。

行動の習慣は、考え方の習慣と大きく関わります。意外と、「昔、親に言われたから」ということをずーっとやり通している方もいるかもしれません。

さあ、今年はどんな1年にするか、自分で自分自身にしっかりと関わる1年にしたいものです。

札幌のアドラー心理学研究会の、今後の予定です。

第70回 2月16日(土) 研修室5+6(3F)
第71回 3月16日(土) 研修室5+6(3F)
第72回 4月27日(土) 研修室5+6(3F)

場所:札幌市生涯学習センター ちえりあ
(札幌地下鉄 東西線 宮の沢駅直結)
https://smacc.jp/adlerian-psychology/schedule/

旭川開催は、以下の通りです。
第10回 2月24日(日)
第11回 4月14日(日)

場所:旭川市市民活動交流センターCoCoDe (旭川市宮前1条3丁目3番30号)
https://smacc.jp/asahikawa/

みなさんのご参加を、お待ちしています!


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