みなさん、こんにちは。smaccのヨーガ・セラピスト佐高 葵月代です。
例年になく残暑が長かった札幌は、ようやく秋らしい気温に落ち着いてきました。個人差はありますが、暑さ、寒さも私たちの心身はストレスとして感じることがあります。自律神経が乱れ、身体に症状としてあらわれたり、やる気が出ない、楽しさを感じられないなど心に現れることもあります。
私たちは1日に8~10万回以上、様々なことを考えています。ストレスが続くと、ネガティブな心のつぶやきが増え、その内容がさらに緊張を強くしたり、ネガティブな感情を呼び起こすことも多いものです。緊張すること自体は悪くないのですが、「緊張のクセ」がつくと、血圧や拍数が上がったり、身体の痛みや免疫機能の低下も招いたりと、様々な影響が出始めます。
まずは、緊張に気づくことが第一歩です。痛みのある箇所は緊張が現れているサイン。その際、自分でコントロールできる(対処できる)緊張と、そうでないものを見分けましょう。例とすると、気候そのものは私たちの力ではコントロールすることができませんが、「対処できること」を考えてみます。脱ぎ着のできる洋服で体温調整をするとか、我慢せずにストーブをつけるとか。
心理的な緊張は、自分の思考パターンが作っていることが多いものです。「これ、間違ったらどうしよう」「あの人、私のこと嫌いなんじゃない?」などと思ったら、まずは自分の思考に問いかけてみましょう。「ほんとに、そうかな?」と。
私たちを落ち込ませたり、緊張させるのは、実は自分の物の見方(認知)であることが多いものです。自分の世界を作っているのは、私たちの幻想なのかもしれませんね。
突然緊張することはよくあることです。たとえば、いきなり人前で挨拶や意見を述べることになったり、電話口で嫌なことを言われたりなど。そんな時、私たちは一瞬身体を固くして、息をのんだり肩に緊張を感じたりします。このような緊張に気付いたら、
①胸を張る(縮こまった胸を開きます)
②大きく息を吐く(呼吸が浅くなるので、深呼吸)
③体を大きく動かす(困ったぞ、という思考から意識を離すため、身体に意識を向ける)
身体を動かすのは、スクワットや腕回しなど、できるだけ大きな動きがお勧めです。
まずは、この3つを、お試しくださいね。