【5月】イメージの力を使う

smaccのセラピスト佐高葵月代です。札幌は桜の開花宣言が出ると同時に、風の強い日が続きました。あっという間に桜前線は道内に広がり、北部の方からも満開の知らせが届きました。みなさんのお住まいの地域は、いかがでしょうか?

いまだコロナ禍ではあるものの、少しずつ人の動きが活発になり始めました。春の陽気に誘われて、散歩に出るという方も多いでしょう。今月は、日差しの中でくつろぎながらでもよし、寝る前でもよしの呼吸法を実践します。心と身体の中に「安心感と安全であるという感覚を作る」イメージを使ったマインドフルな呼吸法で「地球とクジラの呼吸法」と名付けました。

私たちのイメージの力は、筋肉の力を変えるほど強いものです。ネガティブなイメージを作ると、心身が緊張したり、悲しくなったり不安になったりもします。それとは逆に、ポジティブなイメージを描く練習をすることで、力を抜いたり気づかない緊張を手放すこともできるのです。この呼吸法は、入眠しづらいときや、夜中に目が冴えてしまった時にもお勧めです。

足の裏と頭頂部を意識するために、始める前に足の裏で床や布団を踏んでみたり、頭頂部に触れてみるといいでしょう。思考でいっぱいの頭から、一番離れている足の裏に意識を向けることで、思考と距離を取ることができる呼吸法です。

  1.  仰向けになって、両膝を立てて足の裏をふとんにしっかりと触れておきます。
  2.  片手をお腹に、片手を胸にそっと当てます。あるいは腕を身体の脇に置いていてもOKです。一番力が抜ける位置に置きましょう。
  3. 土踏まずに意識を向けます。土踏まずから根が生えて、地球に根差しているイメージをします。地球からサポートを受け、支えられている安心感を作ります。
  4. 息を吸うときに、地球の力強く優しいエネルギーを根から吸い上げているイメージをします。エネルギーが身体全体に広がり、安らぎと安心感に満たされます。
  5. 息を吐く時は、頭のてっぺん(百会のツボのあたり)から、クジラが潮を吹くようにモヤモヤした思考やネガティブな感情が出ていくイメージをします。
  6. 身体の中をエネルギーが満たし、手放したいものが出ていく道筋を作ります。
  7. 満たされた感覚ができたら、静かに足を伸ばしてそのまま眠ります。

※身体の声に耳を傾け、自己責任のもとに行ってください。

Seasonal Food & Recipe

今月お勧めの食材はニラです。ニラの歴史は古く、3000年も前から日本人に親しまれてきた野菜といわれます。体を温めて疲労回復の効果があり、増血や血液浄化にも良いので、肩こりや生理痛改善にもお勧めの野菜。鉄分・葉酸・ビタミンC・カルシウム・βカロチンなどを豊富に含んでいますが、ニラは単体で食べるよりも、豚肉、卵、納豆、豆腐などビタミンB1が豊富な食材を組み合わせることで、体への吸収が高まります。ニラレバ、ギョーザ、ニラたま、チャンプルーなど、定番のメニューには、ちゃんと理由があったんですね!

ニラは1年中市場に出回っていますが、旬は春です。春ニラは柔らかく香りも強いです。うちでは安いときに多めに買って、生のまますぐに切って冷凍します。5センチ程度に均等に切り、バラバラにしないよう気をつけて、揃えてジッパー付きの袋に入れて冷凍します。適当に袋詰めすると、割れてしまうことがあるのです。冷凍しておくと、炒め物やみそ汁にすぐに使えて便利ですよ。

他にも、刻んだニラ、生姜、ニンニク、鷹の爪を混ぜて、醤油2:お酢:1:みりん1、ごま油少々の割合で作った「ニラだれ」を作っておくと、うどんに混ぜたり、餃子の種に混ぜたり活用できますよ!


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