【smaccが毎月1回発行している、ヨーガやマインドフルネスの健康法、薬膳やアーユルヴェーダ、季節のメニュー情報をお届けするニューズレターです】
smaccのセラピスト 佐高葵月代です。暑くなってきて代謝が上がってきた方も多いと思います。みなさん、お元気ですか? 蒸し暑い日が続くので、つい冷たいもの摂りすぎていませんか? 冷房が効いた部屋で過ごしている方は、思っている以上に芯に冷えが溜まりやすくなります。夏の便秘は水分不足と冷えが原因のことも多いようです。軽く汗をかく運動をして、体内に冷えをため込まないよう、気をつけましょう。
白湯を習慣としている方も多いと思います。でも夏は暑いので飲まなくなる方もいらっしゃいますよね。私はピッタ(火)の質があるので、夏場は普段より冷ましたものを飲むようにしています。白湯を飲むと体が温まるので、代謝が良くなったりお腹が温まったりして、便秘や下痢、冷え症が改善する方も多いようです。夏の白湯を続けると、夏から秋へ季節が変わる頃は、身体が楽に感じるかもしれません。
今月は気軽にできるデトックスの方法をご紹介します。
インドのアーユルヴェーダ(インドの伝統医学)では、朝の白湯が苦く感じる時には毒素がたまっているサインと捉えます。起きがけに鏡の前で舌を出してみてください。健康な舌は薄いピンク色ですが、真っ白だったり、黄色っぽかったり、茶色くなっている場合は、舌苔(ぜったい)が溜まっている状態です。
アーユルヴェーダでは、アーマとよばれる毒素が、夜の睡眠中に血液を通って舌の表面に浮上して、舌苔として付着するとされています。これを朝一番に除去すると、味覚が変わる方もいるほど、スッキリ感が味わえます。専用のタンスクレーパーもありますが、ティースプーンでも簡単にできます。スプーンのエッジを使って、舌の奥から先端に向かって、優しくこすります。こすりすぎないよう、気を付けてください。取れた苔は吐きだして、すぐにうがいをします。舌磨きは、朝1回で十分です。この後に白湯を飲むと味が柔らかく感じたり、甘く感じたりするかもしれませんね。
夏のデトックス習慣に、ぜひ、取り入れてみてくださいね。
Seasonal Food & Recipes
今月はカレーにピッタリのサラダ「ライタ」をご紹介します。
カレーが大好きですが、とくに夏はカレーが食べたくなります! レトルトカレーも、種類が豊富になりました。無印良品のレトルトカレーは、本格的なスパイスを使っていて、お気に入りです。辛さを押さえたものや、ベジタリアン向けの豆のカレーもあります。あらためて、こんなに種類があるんだ!と驚きます。
⇒ 無印良品のカレー一覧
今月ご紹介するのは、カレーの本場インドで食されている、ヨーグルトを使った「ライタ」というサラダです。
ライタはヨーグルトに塩とスパイスを少し加え、それに生野菜や炒めた野菜などを入れたもので、カレーに添えられる副菜の定番とのこと。
インドではランチのカレーに添えられることが多く、それぞれ家庭の味があるようです。1日に1回食べると、心の純度(サットヴァ)を上げるメニューとも言われているとのことです。
○基本のライタ(2人分)ヨーグルトのベースを作っていきます。
プレーンヨーグルト:150~200g
塩 小さじ1/4
クミンパウダー 小さじ1/4 ※クミンシードを炒ってすりつぶしてもOK
レッドペッパー 少々
○具材
キュウリ 1/2本
ミントの葉 適宜 ※あればぜひ!バジルの葉でもOK
1.基本のライタを作っておく。材料を全て混ぜる。
2.キュウリは千切りにする。
3.1と2を良く混ぜ、仕上げにミントの葉を乗せる。
・・・と、とても簡単なレシピです。
キュウリから水分が出てしまうので、作り置きせず食べる直前に混ぜるのがポイントです。
塩味が多少薄く感じるかもしれませんが、カレーの副菜として食べるのであれば、薄味の方が爽やかさを感じます。
※キュウリは身体を冷やす食材なので、冷え症の方は食べ過ぎに注意です。
※スパイスのクミンは外せないので、できれば炒りたてのものが香りが良くてお勧めです。
具材はこのほかに、角切りにしたトマトを使ったり、炒めたジャガイモを冷ましてから入れるのもおいしいです。
トマトを使う場合は、切ってから少しザルにあげておくと、余分な水分が切れます。
ライタはカレー風味の料理に合います。他の料理と合わせてもそれなりにおいしいのですが、カレーとの相性はバッチリです。残ったヨーグルトでも作れますので、カレーのお供にぜひ!