smaccからのお知らせ・ブログ

アドラー心理学研究会 第35回勉強会

160319

アドラー心理学研究会代表の佐高 葵月代です。
3月19日(土)第35回勉強会を終了しました。今回は私を含め31名の参加です。ご参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

今回は、前回に引き続き、NHKで放映された「100分de名著 アドラー 人生の意味の心理学」の後半を振り返りました。
また、「私のアドラー本」というテーマで、メンバーお勧めの書籍の紹介コーナーも作りました。

書籍については、別記事でUPしていますので、そちらもぜひ、ご参考になさってください。
さて、勉強会の内容です。
番組後半の「第3回 対人関係を転換する」では、対人関係論に触れて、課題分離を大きく取り上げています。
アドラー心理学では、「すべての悩みは対人関係の悩みである」と考えます。
対人関係の中で課題を解決したり自己が成長していくということで、自分に向けた関心を他者への関心に向けることで、共同体感覚を育てて行きます。
他者を敵だと思っている時に、自分を世界の中心としていませんか?
他者を敵ではなく仲間と考えることで、共同体感覚の輪をつくるきっかけとなります。
テキストでは、承認欲求や自己中心的な考えから脱却するための3つの方法が挙げられていました。

  1. 他者に関心を持つ=共感は共同体感覚のひとつの定義
  2. 他者は自分の期待を満たすために生きているのではない=自分も同様
    自分の人生を生きる決心をする。自己決定性
  3. 課題分離
    身近な相手との関係において、責任はすべて自分にあると考えたり、相手の行動に神経をすり減らしてはいませんか?その課題(問題)は誰のものでしょう?課題分離の目標は、課題の所在を理解することで、心の負担を減らし、お互いの課題に責任を持って取り組み、自立することを目指しています。

    課題分離は、課題解決においてとても重要かつ便利な考え方ですが、使い方を間違えると対人関係がうまくいかなくなります。課題分離には、共同体感覚の理解が欠かせません。分離するのは課題であって、相手との関係ではないことをお忘れなく。
    一方的に、やみくもに課題分離をすることは、相手を孤立させ、関係性が薄れると感じさせるので注意が必要です。

「第4回 自分と他者を勇気づける」では、共同体感覚と勇気づけについて触れています。

すべては自己受容から始まる。他者を勇気づける前に、まずは自分から。
人生の意味は貢献、他者への関心、協力である。
共同体感覚に必要な要素として

  1. 今の私にOKと言える 「自己受容」
  2. 仲間は信頼できる 「他者信頼感」
  3. 私の役割がある「所属感・安心感」
  4. 共同体に貢献することは嬉しい「他者貢献感」
  5. 共に課題解決することは楽しい「相互協力」

これら5つのことが挙げられます。
アドラー心理学の勇気づけを支える3つの態度として
①信頼 ②尊敬 ③共感 があります。

共同体感覚と勇気づけは切っても切れない関係です。
セットで学び、ジワジワと浸透させることで、対人関係、そして自分自身との関わり方も変わってくるように思います。

アドラーの基本前提である目的論、全体論、認知論、対人関係論は、知識として学ぶことも語ることもできますが、思想的概念である共同体感覚と勇気づけは、実践あるのみです。

実践しないと感じない感動や喜びという点では、初めて自転車に乗れた時や、初めて25mを泳ぎ切った時の感覚に似ているような気がします。あくまでも私的感覚ですが。
慣れるまでに時間もかかるし、失敗もあるかもしれません。
でもそれは、できるようになった人にしかわからない喜びもありますよね。
勇気づけはそんなスキルのひとつのような気がしています。

さて、次回の勉強会は4月16日(土)に、ワールドカフェ方式で行います。
テーマは「アドラーをどう実践的に使っていくか?」です!
みなさんからはたくさんの意見が出ました。その中でも「自己受容」、「実践」というキーワードは多くのグループから出てきました。
結論を出さないワールドカフェでは、毎回気づきがたくさんあります。
来月もみなさんにお会いできるのを、楽しみにしています!

下記のバナーからリンクしたページから、お申込みいただけます。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

2016/03/20 16:51