【2月】真冬の冷え症対策

smaccのセラピスト 佐高葵月代です。毎日寒いですが、みなさんお元気ですか?
今年の札幌は真冬日が1週間も続き、例年にないほど冷凍庫のように冷え切っています。3年ぶりに開催される雪まつりには良いのでしょうが、私たちの身体はいつも以上に冷えが気になるところです。この時期、冷え症対策をしっかり行いましょう。冷えは貧血や心臓疾患、月経痛や膀胱炎の原因にもなります。改善することで免疫力も上がります。

冷え症には2つのタイプがあります。
ひとつは「気虚タイプ」の冷えです。中医学で「陽気」には「熱、温、乾、積極性」を表します。この陽気が足りないことで、手足の冷えだけではなく、疲労感、風邪をひきやすい、頻尿などの症状も出てきます。この気虚の冷えには、羊肉、海老、もち米、山芋、豆類や豆製品、ネギ、ショウガ、シナモン、リンゴなどが効果的。

もうひとつは血行不良により起こる冷え「お血(けつ)」タイプの冷えです。血行が悪くなることで、末梢血管まで十分な血液が届かず、手足など末端が冷えます。慢性的な肩や首のコリ、関節や腰痛生理痛などの痛みを伴うことが多いです。血行を良くし温める作用のある食材を取りましょう。主食は玄米がお勧めです。青背の魚、タマネギ、ニラ、ニンニク、ショウガ、黒きくらげ、黒酢などを組み合わせたメニューを。

さて今月のヨーガは、上半身の緊張を取るポーズを行います。仕事の合間や、寝る前に数回行うことで、肩や背中の緊張を和らげます。実習はわずか3分程度。緊張がたまりづらい身体づくりにお勧めです。

  1. 椅子に座るか、床に正座かあぐらで座ります。
  2. 息を吸って両腕を頭の上にあげ、右手で左手首をつかみます。肘を曲げ、この状態で引きあいます。引き合う力は、肩や二の腕にグッと力強さを感じる程度です。手首がいたいほど引き合わないように気を付けて下さいね。
  3. 息を吐きながら、手は引き合ったまま、右側に身体を倒します。倒した状態で5呼吸数えます。
  4. 息を吸って身体を起こして、息を吐いて手首を放して両腕を下ろします。
  5. 5呼吸休んでから、反対側も同様に行います。休んでいる間は、解放された手や腕、背中などの感覚の変化に意識を向けて下さい。
  6. これを2~3セット繰り返して、終わったら椅子にもたれるか、仰向けで休みます。

※肩に痛みを感じる時は、手を強くひかないように気を付けてください。
※呼吸法もポーズも、身体の声を聴きながら無理をしないよう自己責任のもと、行ってください。

Seasonal Food & Recipes

今月の食材は、カレーに欠かせないスパイスでおなじみの「クミン」のご紹介です。写真はクミンシードで、乾燥した種の状態です。パウダーになっているものもありますね。

クミンは、エジプト原産のセリ科の一年草です。約5000年前から栽培されているともいわれ、歴史が古いですね。独特の香りが特徴的で、カレーには欠かせないガラムマサラにも含まれています。クミンシードを噛むと、さわやかな香りがするので、パンに混ぜて焼いたり、ごはんに混ぜて炊くのもお勧めです。料理に使う際には、低温の油でじっくりと香りを出して使います。

私は炒め物に小さじ1杯ほどのクミンシードを使うことが多いです。上の写真では見えづらいですが、ほうれん草の炒め物にクミンを使っています。オリーブオイルを熱して、クミンシードを小さじ1杯入れ、香りを出します。シードからシューっと泡が出始めたら、洗って水けをきったほうれん草を入れて、さっとなじませて味付けは塩のみ。仕上げに、粗く刻んだナッツを混ぜて出来上がり。一品足りないな、と思った時にすぐに作れるメニューです。ほうれん草のかわりに、キャベツやニンジンでも、美味しくできますよ!

クミンを使ったレシピで、ひよこ豆のパテ「フムス」もご紹介しています。フムス愛が強すぎる私(笑)。しょっちゅう作ってしまいます。(^-^)/ よろしければ、ぜひご覧ください。

クミンの効能としては、消化促進、脂質の代謝、抗酸化作用などがあります。過剰摂取せず、少しずつ食事に取り入れるのがいいですね。


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