今年の北海道は、かつてないほど頻繁に台風に見舞われたり、お盆を過ぎてから、今季最高気温を記録したりと、残暑厳しい日が続いています。みなさん、夏バテしていませんか?
さて、今月は緊張について考えてみましょう。
みなさんは、どんな時に緊張しますか? 初めての人と会う時、人前で話す場面、それとも、過去に起こった出来事や、未来のことを案じてでしょうか?
私たちは1日に6万回以上、様々なことを考えています。その内容によっては、緊張したり、ネガティブな感情を呼び起こします。緊張することは悪くないのですが、「緊張のクセ」がつくと、身体に様々な影響を及ぼします。血圧や拍数が上がったり、身体の痛みや免疫機能の低下も招くこともあります。
まずは、自分がコントロールできる(対処できる)緊張と、そうでないものを分けてみましょう。例とすると、この暑さそのものは、私たちの力ではコントロールできません。そんなときは、「できないなりに、できること」を考えてみます。自宅の暑さに耐えれられないのであれば、静かな図書館や美術館などで、学びながら涼むなど。
心理的な緊張は、自分の思考パターンが作っていることが多いものです。「これ、嫌だな」「あの人、私のこと嫌いなんじゃない?」と思ったら、まずは自分の思考に問いかけてみましょう。「ほんとに、そうかな?」と。
フランスの精神科医クリストフ・アンドレは著書「はじめてのマインドフルネス ――26枚の名画に学ぶ幸せに生きる方法」で次のように提案しています。あまり興味のない絵を見た時、あえて絵の細部のひとつひとつを見入ってみて、面白ことがないか、探ってみます。そうすると、気づかなかった構図が見えてきたりして、ハッとすることもあると。
これを参考にすると、嫌だなと思う相手の良いところを探ってみると、意外な魅力が見えてくることもありますよね。悪いところにばかり焦点を当てると、盲点ができてしまいます。私たちを落ち込ませたり、緊張させるのは、実は自分のモノの見方であることが多いものです。自分の世界を作っているのは、私たちのイリュージョンなのかもしれませんね。
緊張に気付いたら、3つのステップで瞬間的に気分を変えてみましょう。
- 胸を張る:緊張すると、肩に力が入りますので、まずは胸を開きましょう。
- 大きく息を吐く:溜息でもいいです。大げさなくらいに、吐ききりましょう。
- 体を大きく動かす:腕を上げておろしたり、その場でジャンプをしたり、数回スクワットするなど、大きな動きが良いでしょう。心理的な緊張は身体の動きを使って一瞬意識をそらすことができます。
この3つをまず、試してみてくださいね。
おはようございます。
朝から思いっきり溜息を吐いてみました。
あ〜、少し軽くなった感じです。
誰もいないところでの溜息は◯ですね。
ともちゃん、コメントありがとう!
寒くなってきたので、ため息も白い息になりそうなこの頃ですね。
呼吸で心の重さが軽くなるといいね!